アメリカが礼賛した日本人の「超然」 | アイコの世直しブログ 

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日本人の心の中にある、「武士道精神」「侍魂」のお話をしたいと思います。

フランスの作家でもあり、冒険家で政治家でもあるアンドレ・マルローは、ドゴール大統領時代の文化相を勤めています。(1960年~1969年)1974年に来日し、熊野・那智の瀧や伊勢神宮を訪れています。

そしてその時彼は、日本と他のアジアの国々とが違うのは、日本に武士道があるからだと語りました。

欧米人の認識では、「日本は中国の分家だろう」ぐらいにしか考えていません。

しかし、マルローは、「それは世界中の誤解だ。中国と日本は違う。それは武士道があるからだ」と見抜いた発言をしたそうです。

武士道・・・その本質は日本人の道徳律であり、人の道、生き方を示すもの

武士の「武」は、「戈」(ほこ)を「止」(おさ)めると書きます。
つまり、鉾を収めて、平和的に解決する道が武士道です。

武士は人斬りではありません。

士農工商というもので、農民、職人、商人は、武士から虐げられていたかのような教育を受けましたが、実のところ違います。

武士はいまでいう公務員。
しかし、今の公務員とは全く違うもので、武士は、無私無欲で生活をしていました。

精神を鍛え、武道を鍛え、勉学に励み、いずれお国のためになるように立派な人間になるように、人々から尊敬されるよう努めて来ました。

国のためなら命も投げ出す。それが、武士です。

裕福な武士は極一部で、ほとんどが貧しい生活をしていました。

「武士は食わねど高楊枝」という言葉があります。

お腹ぺこぺこでも、志は高く。ということです。

また農民は年貢で苦しめられていたと思いがちですが、実際は違ったそうです。
ここでは詳しくは述べません、また別の機会にお伝えしたいと思います。

江戸時代、農民は人口の8割、武士は1割、他が職人・商人です。

1割の人間が残り9割の人間が住む日本を護るためにいざというときは立ち上がる覚悟でいたということです。

明治の教育者で農学者であった新渡戸稲造は、1900年に『BUSHIDO(武士道)-THE SOUL OF JAPAN(日本の魂)』という英文の名著を残しています。彼は敬虔なキリスト教徒でした。

欧米各国でベストセラーとなり、セオドア・ルーズベルト大統領やエジソンも愛読者で、とくにルーズベルトは、この本を一読して深く感動し、これを買い求めては知友の誰彼となく贈呈していたという話は広く知られています。

新渡戸稲造は、同じキリスト教徒の外国人から、日本は宗教教育がないのに、どうやって道徳心を子供たちに教えているのだ」と度々尋ねられて、それで自分で調べた結果、武士道に辿り着いたといいます。


新渡戸は「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」で、武士道を解き明かしています。

「義」は正義の道理で、武士道最高の掟。侍にとって裏取引や不正な行為ほど忌まわしいものはなかった。
「勇」は「義」に付属するもので、正しいことをするために必要な勇気のことです。
「仁」は人の上に立つ者の条件で、具体的に慈愛、他者への憐れみの情け、優しさといった言葉で表すことができ、よくいう「武士の情け」です。
「礼」は他人に対する思いやりの表現で、精神修養にも通じるとされていました。
新渡戸は、礼の必要条件を「泣いている人とともに泣き、喜びにある人とともに喜ぶことである」と分析しています。
また、「誠」は真実を語り、嘘をつかないこと。
そして、侍は「名誉」を重んじていました。武士が追求しなければならない目標は、富ではなく、名誉でした。
そのためには貧困をも受け入れ、肉体的、精神的苦痛を伴う厳しい試練に耐えました。

日本の「恥の文化」も、この武士道の名誉を重んじる心から生まれています。

最後「忠義」は忠誠心で、中国をはじめとする他国には見られない点だと新渡戸は指摘しています。

アメリカ人が日本人を初めて見たのは、1860年の春です。日米条約の批准に赴いた使節団のことです。

日本人を見たさに、新聞、雑誌の記者はもちろん民間人も総出で日本人の周りに集まりました。

当時の記録で、日本人の挙措動作、品のよさ、毅然とした姿に誰もが驚き、嘆息したとあります。

ニューヨークでは、ウォルト・ホイットマンという詩人が「ブロードウェイの行列」なる詩を感動を込めて書いています。

四輪馬車に寄りかかった日本人の印象を「超然」と表現し、「考え深げな黙想と真摯な魂と輝く目」といった言葉で礼賛しています。


かつてアメリカ人を驚嘆させた武士道精神は、時代とともにやせ細り、今ではどこへいったのやら、ほとんど見当たりません。

もちろん時代を経て、素晴しいものも身につけたでしょうが、今日本人が歩いているのを見て、世界の人たちは感嘆の声を発してくれるでしょうか。

「考え深げな黙想と真摯な魂と輝く目」をもっている日本人と私も言われたいです。

やはり、精神修行が必要ですね。日本人はそこから鍛えなおさねばならないと思います。

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今日の歌は「牛若丸」です。
義経が弁慶と出会ったときに持っていた扇は日の丸が描かれた扇でした。
その日の丸の扇で弁慶に「来い、来い、来い」とやったのです。
楽しいこの歌をぜひお聞きください。


ありがとうございました。
いつも感謝しています。