トムさんはカルガリーで働いていたジャパレス（ジャパニーズレストラン）の
レギュラーさん（常連さん）だったんだけど、ちょうどバンクーバーに転勤になったんだって。
で、連絡先も知っていたし、（おごってもらおうと思って）連絡したら食事をしようと
いうことになったのです。
私もちょうど、バンクーバーに到着したしね。
で、そのトムさんとの出会いは結構、鳥肌ものでした。
ある日、同僚兼ルームメイトが日本語と英語で誰かと電話で話していた。
日本語と英語？
と思っていたら、相手はカナディアンだった。
しかも日本語がペラペーラらしい。
しかも常連さんらしい。
おっ！日本語が話せるのか！？
えっ！そんな人いたっけ！？
はっ！いつの間に連絡先を知ったんだ！？
その後、トムさんはまたレストランへやってきた。
その時にルームメイトから「彼がトムさんだよ。」と教えられ、
トムさんを見ると初めて見る人だった。
ここで、いかに自分がテキトーに仕事をしていたか気づく。
トムさんに恐る恐る日本語で接客すると、日本語で返してくれた。
しかも、ものすごーく日本語が流暢で驚いた。
どうして、こんなに流暢にしゃべることができるんだ！！
と思っていたら、日本に留学経験があるらしい。
しかも、私の日本の家の近くだった。
うちの近所に留学生がいたんだな。
と最初は思っただけだった。
トムさんは日本語を使いたいらしく、
ルームメイトに何度か電話がかかってくるようになった。
そのうちにトムさんがカナダの高校を卒業後、
一年間日本の高校に留学生としてやって来たことを知る。
そして、高校名は、、、もちろん、うちの近所。
ん？？
チョット待てよ。
思い返すこと約一年前、私が日本で会社を辞めカナダでワーホリしてきます！！
と断言したとき、
私の会社の先輩からありがたいお言葉をいただいた。
その先輩が高校生のときに初めてきた来た留学生の男の子は
日本語を一生懸命勉強して、一年後帰国する頃にはペラペーラ
になった。だけど、次の年に来た留学生の女の子はぜんぜん
勉強しなかったので、一年後帰国する頃になってもぜんぜん
日本語がしゃべれなかった。だから、あなたはがんばりなさい。と。。。
ちなみに、その先輩が行っていた高校とトムさんが行っていた高校は、お・な・じ！！
ま、まさかね、
でも、年齢的にあの人かも。
でも、でも、あり得る？ま、まさかね、と思いつつ、先輩へメールを打った。
その日本語ペラペーラになった留学生ってどんな人でしたか？と
そしたら、
「カナダ出身のトムさんだよ」との返事。
ビンゴー！！
おな、おな、同じ人でしたよ！！
この広いカナダで、私が働いていたジャパレスで先輩が言っていた人と出会った。
これはどれくらいの確率なのだろう。
（ものすごい確率なら宝くじが当たったほうが嬉しいけど）本音
いや、まじで、びっくりしましたよ。
で、トムさんにおごってもらったんです！
はっ！この食事をおごってもらうために出会ったのか！？
まっ、とにかく、びっくりしました、というか鳥肌が立ちました、あの時は。
そして、私は明日、またバスに乗りカルガリーへ向かいます。
だって、カナダパスの有効期限は一ヶ月。
１０月２日までグレイハウンドは乗りたい放題なんです！
最後にトムさんからのありがたいお言葉を紹介します。
トムさんに日本語は難しくなかったかという質問に対して、
僕は高校を出てすぐ英語環境のない、日本語だけの環境の中で過ごすことが出来たから
日本語が上達したんだと思う。それに、ホストファミリーにも恵まれていたしね。
ちなみに、僕は初めての日本への留学生だったんだ。だから僕が頑張らないと次の年から
留学制度がなくなるかもしれないというプレッシャーもあったしね。
そして、僕は日本語を２年間がんばった。そうしたら、その後１年くらい日本語を
使わなくたって、話しているうちに勘を取り戻すというか、思い出せるようになったんだ。
英語も同様だと思うから、英語を本気で習得しようとするのであれば、２年間はがんばれ。
そうすれば、しばらく英語を使わなくっても、また、話しているうちに思い出して
話せるようになるからさ。
ただいま実行中ですが、努力がまだまだまだまだまだまだまだまだ足りません。
トム先生、、、スミマセン。せっかく良いアドバイスをいただいたのに。。。
でも、誰かがこれを読んで参考にしてもらえると、うれしいです！！