創価大学を猛烈に応援していた一人です。

駅伝マニアでは無いのであれこれ語るつもりはありませんが、SNS上で榎木監督の準優勝コメントに色々な意見が飛んでいるようなので、私なりに気持ちを書いておきます。


■インタビュー内容

最後の最後で惜しくも総合2位となりました。今レースを振り返っていただくことはできますか。

榎木監督
『選手達はよく戦ってくれたと思います。
ただアンカーにやっぱりしっかりと走れる選手を据えられなかったというところは、指導力不足かなというのは感じましたし、決して選手が悪いわけでもなく、また次の挑戦をしろっていうことだと思いますので、2番ということで当初の目標をクリアしたわけですから、前向きに考えたいなと思っております。』

4区でトップに立ち、そこからずーっとトップを走った、その景色というのは、監督からはどうご覧になりましたか。

榎木監督
『そうですね。私が学生の時に経験した舞台というのを、選手達も同じ目線で見る事が出来たという事は成長だと思いますし、また、優勝のゴールテープが切れなかったという事は、来年の課題を与えられたと思って、またこの一年しっかりと取り組んでいきたいと思ってます。』

出場4回目にして往路優勝、そして大学の記録も大幅に更新。歴史を作りましたね。

榎木監督
『そうですね。選手達は本当によく頑張ってくれたと思います。私自身もやっぱり指導者として、まだまだ優勝出来るチーム作りというのは、2年では早いというふうに言われているのかなと思いますので、しっかりと噛み締めて、もう一回チーム作りを、立て直したいと思ってます。』

最後に、頑張った選手達に声を掛けるとすればどんな言葉を?

榎木監督
『はい。本当に往路から想像以上の走りをしてくれて、本当に頼もしい選手達だったと思います。また来年チャンスが残されている選手がたくさんいますので、この悔しさを忘れる事なくですね、また来年の箱根に向けて、しっかりと準備をしていきたいと思っています。』

ありがとうございます。お疲れ様でした。

榎木監督
『ありがとうございました。』


インタビュー以上。


最初のコメント部分の、アンカーにしっかりと走れる選手を据えられなかった、というところで意見が飛んでいるようです。

私は全くマイナスには感じられず、むしろ指導者としての責任を全面に感じつつ選手たちを称えた、温かいコメントとして捉えました。

榎木監督は創価大学駅伝部監督就任2年目ですが、就任当初は駅伝部の立て直しのため、全責任を負うから、と選手の理解を得て改革を図ってきた経緯があります。

『自ら考える力を大事にしてほしい。勝負どころと思ったら自分の感性を信じて攻めてほしい。』
という榎木監督の指導方針は、素人目にもわかるほど選手達の堅実な走りから伝わってきたし、監督車から檄を飛ばす大学が多い中、じっと選手の自主性を尊重して見守る榎木監督の姿勢に胸が熱くなりました。

コロナ禍では全員が月900kmを走る練習目標を達成してきたそうですが、次はきっと『全員が1位の追われる立場でアンカーを走れる』練習をするでしょうから、来年が今から楽しみです。


創価大学は選手や仲間の雰囲気も良いですね。
10区で駒大と入れ替わる時の寮の映像。
小野寺選手がゴールした時の寮の映像。
選手達の謙虚なコメント。
一つ一つから優しい雰囲気が伝わってきます。
清々しくて本当に良いチームだなと思いました。


創価大学駅伝部、本当にお疲れ様でした。

沢山の感動と勇気をもらったので、私も今年の目標をしっかりと設定して毎日だらけないように自分と戦います。