カニバリズムとは食人主義なんて意味なので
あまり穏やかな内容ではないですが、今日業者さんと
打ち合わせてている中で印象に残ったので少しお話したいと思います。
その業者さんが言いたかったのは
スマートフォンがすごい勢いで増えたけど
そのおかげで、ゲームとかナビなどの製品が大幅に
スマホに食われて苦戦しているということでした。
スマートフォンは非常に多機能で
使うには本当に便利ですが、その反面
スマホ以外の製品を大量に食って成り立っている製品だと
言えます。
時計も、電子辞書も、テレビも、ラジオにもなり
デジカメも何から何まで単一機能の製品は
使い勝手でまだ分がありますが、それでも
出かけるときに何を持っていくか問えば
デジカメよりも、スマホを持って出かける人の方が
はるかに多いでしょう。
そのように、多機能化を集積して
いろいろな製品の単価を下げまくって
効率化を推し進めるスマホやタブレットというものの
先には、いったい何があるのでしょうか?
以前お話した、効率化を進めると人がいらなくなる(余剰人口が増える)
のと同じように、スマホやタブレットが機能を集積すればするほど
他の製品はいらなくなり、その製品を作っていた人も
いらなくなっていく。
私たちが善しとして推し進めてきた
効率化や合理化というのは、最終的には
余剰人口を生み出し、製品の低価格化を推し進め
賃金が安くなるということに直結している
そのことを強く感じることが多くなってきた
今日この頃でした。