いつもより暖かい日が多かった今年の冬は、桜の蕾がほころぶのも早めてくれました。
やってくる春を迎えるように今年も3月28日・29日の両日に渡って我が集落の氏神様の「例大祭」が執り行われました。
多くの人々の熱い情熱と強い団結力によって今年もさらに盛大に盛り上がったお祭りとなりました。
その折々の場面を例によって、携帯短信にて実況させていただきましたが、ここにあらためて今年のお祭りを振り返ってみたいと思います。
今年、平成21年の祭礼は、僕にとっては特別な意味を持つものでありました。
それは、
(この法被を身に纏う事になったからです)
お祭りに携わる全ての皆さんの推挙と集落の皆様の賛同・信認により、平成21年の祭礼部長を拝命いたしました。
本当に名誉な事であり、何としてもお祭りを成功させねばならないと固い決意で臨んだ今年の祭礼でした。
迎えた3月27日。
明日からの祭礼に向けての準備が始まりました。
(神社に幟旗を立てます)
この幟旗こそ、この神域で大切な神事が執り行われている事を世間に知らしめる合図なのです。
毎年、10人以上の男達が「せぇーの!!」の掛け声とも大きな幟竿を引き起こし、固定する為の閂(かんぬき)が掛けられた瞬間が僕にとっては、何ともいえない快感なのであります。
(早春の風に幟旗が気持ち良くはためきます)
その後、諸々の準備を恙無く終えた僕達は、明日の本番に向けてはやる気持ちを抑えながら、家路に着いたのでした。
(静かに出発を待つ山車)
「本番編」に続く。