一年に一度の我が集落のお祭り。
僕が、「人生を懸けています」と公言して憚らない、何よりも大切なものであります。
我が集落の祭りは、その様式が「威勢の良さ」とは、一線を隔した様式であった事から、若い世代になかなか振り向いてもらえない状況が続き、携わる人たちがどんどん高齢化し、その存続が危機的な状況に追い込まれたのです。
「なんとかして、若い世代をはじめ、赤ちゃんからお年寄りまで集落が一体となって盛大に盛り上がるお祭りにしたい」
その想いを共にする有志が、その中心となる「山車の手作り」に着手したのは、5年前の冬の事でした。
わずか6名。平均年齢50歳、おまけに全員サラリーマン
という僕たちが、その夢を託した手作り山車は、僕達の思いを受け止め、そして、その「心意気」に感じてくださった集落の皆様のお陰により、まさに「全集落を挙げてのお祭り」へと発展してくれました。
若い衆を中心とした男達の熱い情熱が弾ける春の2日間。
今年も、また、やって来ます。
その事を集落の皆様にお知らせするのも僕達の大切な役目です。
(今年のポスターを作成しました)
今や、「最大の見せ場」となった神社へ続く急勾配の長い坂を一気に駆け上がる「宮入り」
このシーンを中心に、バックは春の青空と明るい太陽を「黄色と青」のコントラストで表してみました。
タイトルの文字は、格調高く「紫色」で書いてみました。
このデザインを皆さんにご提案させていただき、暖かいご承認の拍手をいただくことが出来ました。
これから約2ヶ月の間、集落の各処にこのポスターが掲げられ、皆様にお祭りの「ご案内」と僕達の「意気込み」をお知らせしていきます。
このポスターを見て、僕達のボルテージが最高潮に高まり、そして、更に固い結束力で結びついたのでした。