1年生の学習内容の復習法
ごく基本的なところからいきますので、教科書と学校で使用したノート、問題集の準備をしてください。
現在、使っているもので十分です。
できれば、1~2学期の教科書のコピーがあれば、最高です。
チェックや書き込みをするので、学校の授業に影響を与えないという配慮からです。
(1)音読ができるかどうかの点検・・・単語、英文
復習では、きちんと発音ができるかどうかを、点検しましょう。
それぞれの単語、英文で行うため、教科書の音読をしてみます。
次に、読めなかった単語を鉛筆で○印で囲みます。
正直に印をつけてください。
ここで、教科書のコピーが役に立つのです。
自分だけの見直しなので、学校に持って行くのは、ちょっと恥ずかしいですよね。
読めなかった単語については、電子辞書や紙の辞書等で調べて、発音をしっかり学びなおしてください。
1年生の時に、発音を学習しておかないと、2年生になってからでは、単語も多くなり、学習が面倒になってくるからです。
(2)内容理解の点検・・・単語、英文の意味
英語の音読ができても、内容が理解できていなければ、何の意味もなさないので、単語、英文をしっかり点検します。
この場合も、先ほどのコピーを利用して、意味のわからない単語や英文に、(1)と同様にして、今度は○の色を変えて、印をつけます。
○が重なる場合もあるでしょう。
○が重なる場合は、復習を徹底して行わなければならないところだとはっきりするので、学習の対策がたてやすくなります。
意味がわからない場合は、辞書で確認するのですが、中学生の場合は、教科書が丁寧に作られており、教科書の中に、ミニミニ辞書が備わっているのです。
英語に関心があり、教科書の内容で飽き足らないと感じている人は、さらに、多くの英語のテキストや雑誌等で、単語(語彙)の数を増やしていくといいでしょう。
そうでない人は、教科書を利用して、忘れていたもの、学ぶチャンスを逃していた単語、英文を、今、学びなおしましょう。
(3)書くことができる文字の点検・・・アルファベット、単語、英文
1年生が終わる時点で、英語をすんなり学習することができた場合はいいのですが、何らかの理由で、学びそこねた場合は、アルファベットすらも、忘れてしまっているということも多々あります。
そのため、この冬休みで、アルファベットからの見直しをしてください。
3年生でも、小文字のbとdを間違えることもあるからです。
実際に書いてみて、大文字、小文字の52個がきちんと書けるかを確認します。
アルファベットの次は、単語です。
これには、1学期から使用している、ノートや問題集を利用します。
新出単語をまとめている部分を活用しましょう。
日本語を見て、英語の文字が書けるようになっていれば、合格です。
単語のつづりがあやふやであれば、不合格として、教科書のコピーにその単語の出ている箇所に、またまた違う色で、○印をつけます。
音読と、意味と文字の3つが重なっていれば、その単語は、再学習の必要があるということになります。
最後は、英文を書けるかどうかです。
単語の意味、文字の段階で、つまずいていれば、英文の作成までは、厳しいはずですので、単語の学習を優先させてください。
単語の意味が分かり、文字も書けるという状況であれば、学校で使っているノートを利用して、英文を書く練習をします。
ノートには、英文の訳を書いた部分があるはずですので、それを利用し、日本文から英文になおす練習をしてください。
やり始めは、教科書の1番最初からです。
逆向きにすると、ハードルが高すぎる場合に、やる気をなくすおそれがあるからです。
遠慮せずに、どんどん、書く練習をしてください。
この練習をすると、不思議と英語のテストで高い得点を得る実力がついてきますので、面倒くさがらず、取り組んでください。
結果は、やった者勝ちです。