俺は思った。
あのクソ忌ま忌ましい
嘘しか吐かない
浮気女。
このまま放っておくべきか。
否。断じて伊奈。
この燃えたぎる執念を
どうにかぶつけてやろうと、
復讐してやろうと
心に誓った。
だがしかし
敵は屈強な兵士ぞろいの大軍勢
我々では到底及ばない。
そこで私は考えた。
配下に名人を揃える
劉備と同盟を結ぼう。
こうして私、孫権と劉備の
連合軍が誕生した。
しかし、手を組んでみても
忌まわしい彼奴の軍勢には
まだまだ及ばない。
ここは策を用いるしか
ないと判断した私は、
劉備お抱え名軍師、孔明殿と
会議を行う事にした。
「何か方法はないかね」
と私が問うと、
孔明殿は涼しい顔で
「火を放ちましょう。」
と申し出た。
そこで私は閃いた。
「チョコ食べたい」
かくして、
赤壁の戦いばりの大決戦
そう、会社を終えて
敗走するときの曹操のように
うちひしがれて
帰路に着いた訳だが、
ふと、天の声が響いて
耳を傾けた。
「チョコ食べたい。」
そしてワシは
あの江東の二喬、
大喬と小喬と出会った地、
「セブンイレブン」へと赴いた。
あの日、ワシが
そこに居る二喬を見た時、
この冷血と非情で染まった
心の臓が
ほんのり…暖まった気がした。
ワシはあれ以来
一週間に一度は
あの二喬の事を思い出し、
溜息をつく。
これはどれくらい
すごいかというと
ワシの中では、そう
たくあんの次にすごい。
そうして
二喬が待ち受ける
「セブンイレブン」へと訪れた
ワシを待っていたのは
幼なじみだった。
幼なじみは
他人から見たら可愛いらしいが
ワシからすれば
魅力がわからない。
皆さんも
お気づきであろう。
シフトが違ったのだ。
シフト が 違ったのだ。
ワシは絶望して
駆け足でその場から立ち去った
途中、お金をいくらか落とした
しかし、
代わりに幾つか拾ってきた。
それが
これだ
