「日本人」という病 (静山社文庫)/河合 隼雄


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「すべての人は、みんなクリエイティブで、
 誰とも異なる自分の人生を、
 一瞬、一瞬、クリエイトしている」

(by 心理療法家 河合隼雄)

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平凡な日常がくりかえされ
あたりさわりのない、
なんでもないような、
つまるところ、
誰もが体験しているような日々であると
ついつい、人は思い込んでしまいます。

何もそのことは悪いわけではないし、
平凡であることを
素直に喜べる人もたくさんいます。

平凡すぎてしまうと、
なんとなく波瀾万丈の人生に、
憧れてしまうのですが、
いざ、波瀾に巻き込まれたら、
1日も早く、そこから抜け出したいと
人は思うでしょう。

もし、最悪の事態を想定して、
こうはなりたくないという状況を設定して、
今の自分を眺めてみると、
自分は自分なりに、
何か物足りない部分はありつつも、
これまで案外、他人とは決して違う
人生を歩んできたことに気づきます。

記憶の点と点を線で結んでいくと、
そこに自分ならではの、
自分にしかつくることのできない
人生の物語がうかびあがってきます。


だから、みんなクリエイティブであり、
(幸か不幸かをどう感じているかの問題はあるのですが)
誰の人生にも、創造性を感じることができるわけです。


1日、1日、

私たちは、人生の物語を創作している。


書き手は自分であり、

主人公も、もちろん、自分です!





松山 淳




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