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生きがいについて (神谷美恵子コレクション)/神谷 美恵子


***

「深い認識や観照や思索ためには、
 よろこびよりも
 むしろ
 苦しみや悲しみのほうが
 寄与するところが大きいと思われる」

     (by 神谷美恵子)

***


「観照」という言葉を
普段あまりみかけないので、
辞書でひくと、こうありました。


「主観をまじえずに、
 自然や人生の真の意味や本質を見極めること」


なるほどです。


人生について深く考えることがあるとしたら、
やはり、何かに成功してよろこんでいる時より、
辛いことの多い、逆境の時期のほうが、
多いと思われます。


「どうして自分はうまくいかないんだ」


逆境において、
人は、自らをふりかえり、自らを深め、
そこに「真の意味」や「人生の本質」は何かと、
透徹しようともがき、
そして実際に、意識的、無意識的に、
あるいは、明確な言語化をともなわずとも
つまり、言葉として表現できなくても、
何かをとらえることで、
その辛い時間から抜け出していく。

しかし、何をもって「逆境」とするのか
これがまた難しい。

もし「逆境」の時において、
人生の本質をとらえることができたなら、
その時間そのものが
人生の大きな「成果」であり「成功」である。


ものごとをどのようにとらえるかによって
現実は常に変化していく。

辛いときこそ、
人は、精神的な成果をあげる、
たくましい存在である。



よい週末を・・・!





松山 淳


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