▼2012.04
私はめでたく高校3年生になった。
梓 ちゃこ 18歳にそろそろなります。
まったく勉強もしないでよくここまで来れてものだ・・
なんて思って迎えた始業式。
春だけどまだ肌寒いこの頃。
生まれも育ちも東北の私でもやっぱり寒さには慣れない。
めんどくさそうに話を聞く生徒たち。
立ってるのがダルイ。
きっとみんな思ってることだろう。
私は心の中で
「非現実なことがこれから起こればいいのに」
「そしてこの話もさっさと終わって学校もなくなればいいのに」
なんて考えてた。
「新入生も入学してきます。先輩らしい行動をしてくださいね。特に身だしなみ!」
整容指導担当の先生が声を張り上げる。
マイク使えばいいのに。
始業式が終わり放課後は部活。
その前に友達とお喋り。
毎日のこと。
「そういえば花乃(カノ)の弟一年生だよね?えーと、楓(カエデ)くんだっけ?」
お菓子を食べながらりえが言う。
「そうだよー。」
「へぇ、見てみたい!」
花乃の後に続いてまりあも言う。
「入学式は吹部演奏するからチャコは見れるんじゃない?」
「うーん、そうだね!一生懸命見てくる!」
そんなこんなで始業式は終わった。
