「内博貴」クンの失敗
その事件は、2005年7月14日深夜に起きた。
仙台市内の公園で、酔っぱらった彼が大声で騒ぎ、警察に逮捕されたのだ。
そのとき、彼は18歳だった--
彼が所属するジャニーズ事務所の「NEWS」は、仙台市内で開催中の女子バレーのスペシャルサポーターを務めていた。
ジャニーズ事務所は、彼を「無期限謹慎」とすると発表したのだ。
さらにフジテレビは、飲酒に同席したアナウンサーやスタッフを減給処分にする。
特に「菊間千乃」アナについては、無期限出演禁止としたのだ。
人気ブログ「きっこの日記」は、激しく菊間千乃を非難した。
菊間千乃が、18歳の「内博貴」を二次会になかば強引に誘ったという。
そのせいか、ファンの怒りはジャニーズ事務所に向かわず、”菊間千乃“に向けられたのだ。
「きっこの日記」は、”論点”をすげ替え、見事に世論を「フジテレビ=悪 ジャニーズ=正義」へと誘導してしまったのだ。
ジャニーズ事務所側も、未成年飲酒が法律違反と知っていた。当然である。だが、問題にはしなかった。
それは、「フジテレビはジャニーズを追求しない」と高をくくっていたのだ。「文句があるならジャニーズ・タレントを誰一人出演させない」と
通告すれば済むからだ。そうなれば視聴率は望めなくなり、スポンサー離れとなっていくのだ。番組は成立しないことになる。
「きっこの日記」は、確信犯ではないだろうか。--ジャニーズ帝国とは、よく言ったものだ。。