レンタカー屋の仕事の話 その17

その時はこう思ってました

『俺が仕事を完遂するのに邪魔な奴は消そう』

『俺みたいな苦痛を受ける奴をこれ以上出してはいけない』

つまり
『内勤Aと新人外勤D、そしてそいつ等寄りの使えない店長を殺してしまえばいい』

まるっきり『サイコパス』に近い状態。

『1人以上殺したら死刑か。なら死ぬか』

もう極論。

正常な判断とはいえない。

自殺は簡単に完遂しやすい方がいい
という事で『毒ガス発生させて死ぬ』計画もして

ナイフも自殺の毒ガス発生用の薬剤の素も購入。

内勤Aと新人外勤Dが同時にいる日で他の人が少ない日を選び

店長をこっちの店に来させる様に仕向ける。

その為にはわかり易く『仕込み』も必要。


決行日

内勤の人がもう1人いるだけのシフトで
トラブルを発生させて店長を呼ばせる様に。

計画通り、店長がやって来る。

後は背後からナイフを突き立てる為にイライラさせてこっちを見ない様に仕向ける

店長が苛つくのが分かり易い。

貧乏ゆすり酷すぎる。

莫迦ですか？

いざ実行という時に、新人外勤Dがいない
タイミング悪く配車に出たのか見失ったか

計画は破綻……

その日即日でレンタカー屋を辞めて帰宅。


全てが嫌になりもう『死んだ方が楽だ』

そう決めたのを、遠距離彼女止められて

泣いた……

翌日、心療内科の主治医に全て話して
『双極性障害Ⅱ型』という診断が出ました。



これが『鬱』が軽くなってから『双極性障害』に悪化した顛末のすべて。