earchのキックオフイベント、「ハジマリノツキ」にご参加くださったTHE BIG ISSUE JAPAN。
イベント当日は、会場にビッグイシューのスタッフお二人と、販売員の下谷さんがいらしてくれました。来てくださったお客様との活発なコミュニケーションを通してイベントを盛り上げていただきました!
BigIssue@ハジマリノツキ
最近では、日本における「社会起業・ソーシャルビジネス」の代表格としても名高いビッグイシューですが、つい二日前、earchの小熊が代表の佐野章二さんのお話を聞く機会に恵まれましたので、ぜひぜひ紹介したいと思います!

「その前に、ビッグイシューってなんだっけ?」って方はこちらへ
ビッグイシュー日本版HP

私自身ビッグイシューのファンではあったのですが、今回、本部のイギリスでのビッグイシュー誕生秘話、そしてそのビッグイシューが日本にやってくるまでのストーリーを初めて知って、新しい発見がたくさんありました。

◆ビッグイシューの誕生!@イギリス
 ビッグイシューの創設者、ジョン・バード氏は、従来のホームレス支援の限界を次のように鋭く指摘しました。慈善事業は、食料やシェルターを提供することによってホームレスに手を差し伸べているかもしれません。けれど、それは応急処置的な救援法にしかすぎなく、結果的には「自分というものに責任を持てない人間」を大量に輩出してしまっている現状がそこにはありました。チャリティーは、他者に依存しなくては生きていけない状況を固定化し、ホームレスの人々の自信や尊厳の略奪し、彼らをますます社会復帰、自立から遠ざけてしまっていたのです。
 そこに、ビッグイシューのアイデアが生まれたのです。
 従来のチャリティー事業とビッグイシューのシステムは、外部の人間から何かを与えられるという点に関しては同じです。けれども、ビッグイシューが提供するのは、雑誌販売という就労機会であって、労働の対価としての賃金です。自分の働きや創意工夫によって自分の手で稼ぐことは、彼らにとって自信や向上心、責任感を回復する機会となり、再び社会へ復帰しようという意思を育みます。応急処置でしかなかった従来の慈善事業の悪循環を克服し、真の「自立支援」を実現しようとしたのがビッグイシューだったのです。
BigIssueSolution
 「ホームレスが雑誌を売る」という事業スタイルは、偶然に出てきたアイデアではなく、従来の支援方法の欠陥を的確に指摘し、それに対するソリューションとして考えられ、デザインされて創り上げられたものなのだということを知りました。   
そしてこの方法がイギリスで軌道にのるまでには、バード氏の親友であったTHE BODY SHOPのロディック夫妻の情熱と理解、ジョン・バード氏の奮闘のストーリーがあったのだということを知りました。

◆ビッグイシュー日本版創刊に隠された熱いストーリー
 私は、すでに有名になって、注目され、軌道にのった段階のビッグイシューの姿しか見ていません。ビッグイシューは、日本における社会起業について語られる際に、まさしく「お手本」というかたちで取り上げられるので、私はこれまでビッグイシューに対してとてつもなくプロフェッショナルなイメージを持っていました。「さぞかし優秀な頭脳集団によって緻密に計算された成功なのだろう」と、いってみれば雲の上の存在として見ていました。
 今回、ビッグイシュー日本版が創刊されるまでの紆余曲折の物語を知って、イメージが変わりました。それはもちろん、ビッグイシューが思ったより“プロフェッショナル”じゃなかった、ということではなく、ビッグイシューの成功の裏にあるのは、「頭脳」だけじゃなかったのだ、それと同じくらいに「情熱」が大きな役割を果たしたのだ、と知って嬉しくなったということです。
ビッグイシューを日本で立ち上げよう!という佐野さんの試みに対して、たくさんの専門家たちに玉砕を予言されていたそうです。
1.若者の活字離れ
2.雑誌の路上販売文化がない
3.優れた無料誌が多く有料では買ってもらえない
4.ホームレスからは買わない
という「四重苦」がビッグイシュー日本版には突きつけられたのです。
けれども創刊メンバーは諦めませんでした。情熱と頭脳を駆使してこれらの危機を優位性へとひっくり返し、最後にはビッグイシュー日本版をここまで大きくしたのです!この情熱が雑誌に反映されているからこそ、多くの読者やサポーターが集まるんだということを再確認しました。

 ビッグイシューの功績は、英国でビッグイシューを立ち上げた人々の頭脳と情熱に、そのサポートに支えられて苦難を乗り越えた日本の創刊メンバーの頭脳と情熱が重なり合って生まれたものなのだと知り、感激しました!

そして、THE BIG ISSUEの「自立支援」の考え方は、フェアトレードの理念と通ずるものが多いんだな、ということも嬉しい発見でした♪

ビッグイシューについてもっと知りたい人は以下をご覧下さい↓
ビッグイシュー日本版HP
ビッグイシュー基金HP 
Big Issue.com
★稗田和博著『ビッグイシュー 突破する人々ー社会的企業としての挑戦』(大月書店)
5/25、earchが千葉県に進出しました!
ASANTE SANA きさらづのフェアトレード月間企画のフェアトレード勉強会に、earchの小熊がゲストとして招待していただき、「フェアトレードってなんだろか」というテーマでおはなししてきました。

●フェアトレード勉強会
「フェアトレード」っていうけど、では、今の貿易って「アンフェア」なの?
ということで、以下のみっつの不公正の貿易の状況をみてみました。
・コーヒー:市場に翻弄される生産者たち
・カカオ:甘いチョコレートに隠された苦い現実・・・児童労働と人身売買
・コットン:「緑の革命」によってもたらされた環境・健康被害

フェアトレードとは、上のような状況を強いられている生産者たちの支援につながるのです。

お越しいただいたみなさん、アンフェアな貿易の実情を知って、かなりのショックを受けていたご様子でした・・・
普段なにげなく飲んでいるコーヒー、食べたり誰かに贈ったりしているチョコレート、身に付けるコットンが、世界の裏側では誰かの不幸せにつながっているなんて!
そう、私たち先進国の消費者たちは、商品のつくられた背景を知らずに、デザインや価格、イメージのみを判断材料にものを買うしかないからです。
その結果、人権侵害や環境破壊に知らず知らずのうちに加担してしまっているんですね。
フェアトレードは、健康の面でも倫理的な面でも満足できる商品を手に入れられる、消費者にとってもメリットのあるしくみなんだ!と再確認しました。

フェアトレードについての詳しい情報は、ひとつ前の記事、「フェアトレードを知ろう!」もみてみてください♪
フェアトレード勉強会の様子は、アサンテサーナきさらづのブログで紹介されています!

●フェアトレード×福祉×地域活性化
今回のイベントを企画してくださった、「ASANTE SANAきさらづ」、イベント会場となった「フェアトレードカフェandante」のお隣には「精神障害者共同作業所hana」が!
彼らが活動しているのは、木更津駅西口、アクア木更津8Fにあるインキュベーションセンター「チャレンジセンターLet'sきさらづ」。木更津市内での独立開業・問題解決ビジネスの応援をしているんだそうです。
みなさんわきあいあいと切磋琢磨していらっしゃいました。
フェアトレード・福祉・地域活性化のコラボレーションを目の当たりにして、すごく元気付けられました。
お誘いいただいてありがとうございました♪
earchは渋谷アップリンクにておこなわれた

世界フェアトレード月間×『おいしいコーヒーの真実』公開記念イベント
  「おいしいフェアトレードコーヒーの真実」【5/18】

に参加してきました♪

earchでは、『ハジマリノツキ』のフライヤー&ライブペインティングで活躍
してくださったユキ頭巾さんにもご協力いただいて、この映画ではじめて
フェアトレードを知った方にもわかりやすく、フェアトレードを知っていただける
ちらしを作成し、配布させていただきました♪

フェアトレードちらし

一杯のコーヒーから見えてくる、自分の生活と世界の密接なつながり・・・
ここからたくさんの方にフェアトレードに関心を持ってもらい、普段の生活に取り入れていただければ、と思います。

アップリンクにてぜひearch&ユキ頭巾さん作成のフェアトレードちらしもGETしてきてくださいね。

◆アンフェアな貿易の事実を知る!
・書籍『貧富・公正貿易・NGO―WTOに挑む国際NGOオックスファムの戦略』(オックスファムインターナショナル著, 渡辺 龍也 翻訳)
・書籍『コーヒー、カカオ、米、綿花、コショウの暗黒物語―生産者を死に追いやるグローバル経済』(ジャン=ピエール ボリス 著, 林 昌宏 翻訳)
・書籍『コーヒー危機―作られる貧困』(オックスファムインターナショナル著, 村田 武 翻訳, 日本フェアトレード委員会 翻訳)

・書籍『チョコレート真実』(キャロル・オフ著), 北村 陽子 翻訳)

・映画『ジャマイカ楽園の真実』(アップリンク配給)
・映画『ザ・コーポレーション』(アップリンク配給)



◆フェアトレードについて知る!
フェアトレード・ラベル・ジャパン
IFAT(国際フェアトレード連盟)
フェアトレード リソースセンター
フェアトレード スタイル



◆5/18のイベントで紹介されたコーヒーの団体をおさらいする!
ネパリバザーロ
PARC
オルター・トレード・ジャパン
ピース・ウィンズ・ジャパン
スローウォーターカフェ


◆その他のフェアトレード商品をみてみる!
ぐらするーつ
People Tree
Verda(ネパリバザーロ)
Asante Sana(第三世界ショップ)
クラフトリンク(シャプラニール)


日本には、その他にもフェアトレードを専門に頑張っている団体も、
CSR活動としてフェアトレード商品を販売している企業もたくさんあります。
ぜひ自分のお気に入りをみつけてください!