KZ Decet レビュー
今回レビューするのは、KZの5DD機、Decetだ!
Decetは低音担当の「爆圧低音」8mmDDが二つと、その圧に負けないために6mmDDが三つ入っている!
KZは昔、大量のドライバが入っていることを謳っていながら、実際にはそのドライバが機能しない、「ダミードライバ事件」があったので片側5DDのモデルが出ると聞いたとき正直信じられていなかったんだけど、分解レビューとかを見てみると、実際に5DDが動いていることがわかり、これは買わねば!と思い購入した。
あまりのDDの数に磁力で回ってしまうDecetが見れるぞ
付属品は最初から装着済みのフォームタイプのイヤーピースが1セット、KZのいつものシリコンタイプのフジツボイヤーピースが3サイズといつものきしめん銀ケーブルが付属している。
今回はチューニングスイッチモデルを購入
聞いてみた感想
使用したもの
- ケーブル 付属ケーブル(意外と使える)
- イヤピ Moondrop清泉
KZのイヤホンは今まで、EDXproとPiscesを聞いたことがあって、二つともがKZお得意のいわゆるドンシャリ系の音で、ドンシャリ系の音にはある程度慣れている自信があったのだけど、Decetを最初に聞いたときは、すさまじい低音とそれにかき消されず鳴っている解像度の高い高音域で、いままでで感じたことのない「ドンシャリの完成形」のようなものを感じた。
とにかく低音がすごい。深い。
なのにすごい高音が聞こえる。
とにかく重厚で濃厚で素晴らしい音だった。
8mmDD×2+6㎜DD×3というドライバの構成だけ見ればPisces(8mm+6mm)に近いように見えるが、高音域の解像度とぬけの良さが印象的だったPiscesに対して、Decetはほかにはない、深く、ひびきの残るディープな低音を出してくれるなと思った。
それなのにPiscesのような解像度の高さを持って高音域が耳の中に入ってくるので疲れるくらいの情報量の多さでおぼれることができる。
ただ、抜けの良い印象だったPiscesと反対に、Decetはひびきの残る、悪く言えばこもった音だと言える。ここは好みがわかれるところだと思うが、Decetの濃密な情報量の多さとの相性は抜群だと感じたな!
自分は今まで格安のワイヤレスイヤホンを買い集めているのが趣味だったのだけど、KZのEDXproの音を聞いてからドンシャリの魅力を知り、piscesで開放型の抜けの良さとマルチDDの素晴らしさを知り、Decetを聞いて、私の求めていた音にたどり着いたと思った。
Decetは他では味わえない、誇張しすぎたKZ感を味わえる最高の唯一無二のイヤホンだと思った!おすすめだぞ!
豆知識...Decetという名前は
両耳で合計10DDだからか10人編成の重奏団(十重奏)を指す音楽用語から来ていて、古代語でも10を意味する似たような読みの言葉が由来だと思う。それによるとDecetのただしい読みはディセットらしい。
レビュー:イヌコワイ



