幼児期は、息子に障害があると言わないことも多かった。


障害がものすごく目立ってはいなかったから。
『変わった子』と『障害児』の境目で、
私も戸惑っていたし、揺れていた。


自分の子育てのやり方のせいだと人から思われたくなくて、障害のせいにしたい時もあった。
障害児だと言えば、もう皆の仲間ではいられなくなるから、ごまかし隠そうともした。


ニヤニヤ ←もうギリギリ
子育てに悩んだりしてませんよ。
楽々です。かわいい我が子を育てるなんて、母親なんだから、楽しくて嬉しいに決まってるじゃないですか


と、子育て上手なママぶっていた汗

息子のためじゃなく、自分のプライドやこだわりのために。
あの頃は、よっぽど心を許した人でないと、悩みを打ち明けたくなかった。


学童期。
どんどん健常児と差が開く。
低学年の頃は、まだまだ親の関わりは多い。
そしてこの頃から、子どもの話題が
塾や習い事、部活のことになっていく。
もう健常児ママ達との会話には、ついていけなくなる。

支援級に通っているので、もうあえて
私から言わなくても自然に息子のことを知られることにもなる。

たまに、息子の障害を知らないママさんとお話ししていて、ふつうに
「どこの塾に通ってる?
良い塾があったら教えて欲しいの〜」
と、聞かれて…

「あ。うちの子塾は行ってないの。」

え?そうなんだぁー。
優秀なのね?塾行かなくても大丈夫なんだもの。
うちなんて塾行かないと落ちこぼれよー
ここで、別にバカ正直に息子のことを言わなくてもいいのだろうけどあせる

息子のことで、嘘をつきたくない。
と、思ってしまってショボーン

「えっと。うちの子、支援級に通ってる子なのよね
塾のこと、よく知らなくて〜爆笑

と、サラッと答えることになる。

しーん…
となる時もあったけど。
あ、そうだったのね。知らなかったーと言われ、かわいそうにと辛そうな顔をされるので、

ニコ爆笑と笑い、
「塾選びも大変そうだよねー!〇〇君は
どの教科が苦手なのー?」
と、相手のことに話を振る。

中間期末、塾や予備校…
この話題に(浅いお付き合いのママとは)なる。
だから、自然とこのタイミングでアウトすることが多かった

大声で言わないけど、暗く悲しくは言わない。
息子のことを詳しく聞かれれば隠さず話すけれど、たいていの人は聞いちゃいけないことかなと深くは聞いてこない。

現在は。
息子さんは?と聞かれれば、

「就職して、しっかり働いています」

と答えるので、言わない流れのままということも多い。

でもまたこの先、
「結婚は?お孫さんは?」なんて聞かれることがあれば、嘘は言わない。

その時に障害があること。
特性を話したり、助けてほしい時があるかもしれないと伝えるつもりですウインク