9月11日読了

フォックス・ストーン (文春文庫)/笹本 稜平

¥700
2003年書き下ろし作。
サントリーミステリー大賞受賞第1作。

作者「笹本稜平」は山岳小説で有名だが、山岳小説を読む前に選んでしまったのがこの1冊。

主人公の檜垣は元傭兵。傭兵仲間だった親友のジャズピアニストが怪死し、檜垣はそのなぞを追う。

そこで明らかになる陰謀に巻き込まれていく...

と、いうミステリーにはありがちのストーリー。舞台は日本、アメリカ、アフリカと結構はスケールで描かれている。

笹本稜平の小説ははじめて読んだが、456ページの小説をほぼ6日間で読むことができたということは、面白かったということ。

通勤途中の電車内、昼食後の昼休みにも読んでいたが、早読みしたのではなくストーリーの先が気になるからであり、こうして振り返ると面白い小説であったことを再認識している。

本当に読みたい笹本作品は山岳小説なのだが、なかなか読書待ちのストックがあるので次の笹本作品を読むまでは少し時間がかかるかもしれないが、楽しみにしていよう。