EDの原因にかかわらず、大部分のEDは治療可能です。治療法の第一歩は、高血圧症、糖尿病、喫煙や高コレステロール値などの生活習慣病の関連因子を取り除くことです。

それ以外に、あなたと医師の間でED の治療 について話し合い、適切な指導のもとで治療法を選択することになります。問診や健康チェックで問題がなければ、心因性か器質性かにかかわらず診断的治療として、まず経口薬の効果で評価するのが最近の傾向です。

いろいろな作用を持つ薬剤が開発中ですが、現在使用できる医療用医薬品による経口治療では、陰茎の血管拡張を起こす化学物質の急速な分解を阻害することにより、身体の信号伝達経路に作用し、勃起を自然に起こすことができます。この薬剤自体は心臓に悪い影響は与えないと考えられています。しかし、ニトログリセリンまたは硝酸剤による治療を受けている、または必要としている男性は服用できません。

 “漢方”は日本だけの言葉であり中国では中医学と言い、その内容も全く違ったものです。

日本漢方 は“傷寒論”を中心とした随証医学で病態=処方という短絡的なものですが、中医学は、“八綱弁証”、“六経弁証”、“衛気営血弁証”、“気血弁証・臓腑弁証”、“病邪弁証”、“経絡弁証”などの特有な理論があります。この理論を系統的に総括統合して構築された一大医学体系であり、この理論をもとに病因を把握して治療に当たります。この特有な理論とは、人間が不快・苦痛に思ったり変だと感じる「自覚・他覚」の症状をもとに病気をとらえ、数千年にわたって経験を繰り返し積上げて、自然界の草根木皮をもちいた治療体系を形成しました。


 人間という生き物にとって自然な治療医学であり、ずっと昔に創作された「方剤」が現代でもそのまま有効に働くところからも、病気のとらえ方の正しさが証明されます。

 西洋医学によって多くの病気が克服される一方で、成人病や慢性病のように、複数の原因が絡み合って起こる、治療の難しい病気が増えています。このような状況の中で西洋医学とは異なる角度から病気を治療することのできる中医 学が注目されています。

患者さんも医療関係者も、薬の情報をよく知り、安全で有効な薬を求めています

大きく三つの理由があると思います。

一つ目は、情報化時代と呼ばれる今、簡単に薬の情報が手に入るようになっってきました。薬の使い方によっては好ましくない作用(副作用)が出たり、かえって健康を害するようなことも起こることが、広く知られてきています。

より安全な薬を使いたいという思いは、患者さんにも医療関係者にも共通した願いになり、漢方 薬がクローズアップされてきました。