「龍之介っ」
満面の笑みを浮かべて
愛しい彼の名前を口にした。

「なっ、なんだ…?」
ふふっ、予想通りの反応。
付き合いはじめて
もうけっこう経つのに
全然慣れてない。
私も未だに
「月子」って呼ばれると
少し照れてしまうから
龍之介のことは言えないんだけどね…。
今日は特別な日。
「今日は何の日でしょう?」
龍之介は少し困ったように
首を傾げた。
「今日…11月3日…何かあったか?」
やっぱり忘れてる。
「あるよっ、うーん…ヒントあげよっか?」

「む…、たのむ。」
素直だなぁ
思わず笑ってしまった。
私は真剣に龍之介の目を見た。
「今日はね、私が大好きで、とっても大切な人の大切な日なの。」

「そ、そうだったのか…」
龍之介は複雑そうに
目を伏せてしまった。
「あの…龍之介?」
何か考え込んだ後
まっすぐに私を見つめ、
口を開いた。

「お前の言う、その…大切な人が誰なのかは知らんが、お前が嬉しそうに言うから俺もそいつの事を一緒に祝ってやりたいが…、その大切な人とゆうのが…もし男なら…その…、す、素直にい、祝えん…ぞ?俺は!」
え…それって…
龍之介なりにちゃんと考えてくれた
答えなんだと…思うけど…
勘違いしてる!?
「ちょっ、ちょっと待って龍之介!違うのっ。」

「…え?」
「…今日は、龍之介の誕生日でしょう?」

「………!…本当だ…。」
「ふふっ、龍之介、誕生日おめでとう!」

「月子…、ああ、ありがとう。」
そう言うと
龍之介は私の頭を撫でてくれた。
少し恥ずかしかったけど、
それでも、すごく嬉しくて、
自然と笑顔になる。

「悪かったな。その…お前の気持ちに気付くのが遅くて…」
「いいよ、私こそ意地悪しないでおめでとうっていえばよかったのに、ごめんねっ。」

「いや、俺が自分の誕生日を覚えていなかったのが悪い。気にするな。」
「これだけ大袈裟に言ったのに、実はプレゼント、用意してないんだ。」
ほんと申し訳ないな。
龍之介、呆れてるよね…?
龍之介の表情をうかがって見ると、
龍之介はふっと優しく笑って、

「他人の誕生日を自分の事のように喜べるのは、ある意味才能だぞ?それに、俺はお前に祝ってもらえて十分に嬉しい。プレゼントなんかよりも今、俺の隣にお前がいてくれる、それだけでいいんだ。」
「龍之介…」
龍之介の優しさに
泣きそうになる。
プレゼントのかわりに、
この先、ずーぅっと
龍之介が幸せでありますように。
そしてその隣には私が…
夜の星空に祈る。
宮地龍之介 誕生日 SS
………To be continued

最後らへん
どうもすみませんね

はい.
宮地君
誕生日おめでとー!(ω)
それだけが言いたかった
