溶けゆく空気

ゆったりと光がのびて はく息も目でみえる

モールス信号のような音の中で映像は流れる


赤く染まる部屋で静かに金魚がおよぎ

ミラーボールが回り出す

まるで雪のように輝く壁に小さな文字をみつけた


誰が書いたのかはわからない

だけど、何か伝えたかったのか

自分へのメッセージなのか


ゆったりと流れる時間 ぬるくなったコーヒー

昨日みた夢を思い出す

空に落書きをする夢 何度か見た事がある

どんな意味なのか知りたい

だからもう一度 眠ることにした


その世界は奇妙で だけど何度もみるうちに

またか と思うようになった

その絵の正体は幽霊?のようにも感じた

幽霊、もしくは化けた形

やがて溶けるように消えていく

空気に色をつけたように

モールス信号のような音はまだ続いている


赤く染まる部屋から眺める外は静かで

たまに通る人の足音が 波のように響く


もうこんな時間か…


電波が悪く、プツプツきれる音

椅子に座って、眺めてる

空には落書き、何かの祭りのような

そんな雰囲気でもある

溶けゆく空間に、この空気もつくりもの

なのかと錯覚してる

これも夢の中の夢なのかもしれない

溶けゆく空気 息苦しく 優しいものに

触れたいと感じた