Small World, Big Smile!! -29ページ目

Small World, Big Smile!!

この小さな世界が大きな笑顔で溢れるように

距離を置く人


人とかかわっていく中で、ごく親しい人以外の人とは距離感を保っている人がいます。自分に壁を作って一定以上に人を近づけない人です。これは人への警戒心が強くて、必要以上に近づいてこられるのが苦手なのです。こういう人は結構多いのではないでしょうか。

  人との関わり方に自信がないから、不安が先にたち自分から一歩引いてしまうのです。何でもないお店の人ともある程度親しく言葉を交わすようになると、その店から足が遠のいてしまうことさえあります。こういう人にとって親しさは居心地が悪いのです。

  幼い頃からのびのびと周りの人と接し、人の顔色をうかがうことなく生きてきた人には、こういうタイプの人の気持ちはわからないかもしれません。こういうタイプの人は、比較的親や周りの人からガミガミ言われたり、しょっちゅう怒られたり、バカにされたりして育った人に多いのです。

  親しい人への警戒心が育っていくのです。自分が傷つかないために人との間に距離をおき、自分を守ろうとするはたらきで作られてきた習性です。人と親しくかかわって、結局イヤな思いをするくらいなら、初めから必要以上に親しくならないほうがいい、という選択です。

  このメカニズムを理解すれば、そんなに自己卑下や自己否定をしなくてすみます。もともとの性格でないと理解すれば、次第に自己開放が進みます。それにこういうタイプの人は、友達は少ないのですが優れた感性が育ちますし、専門的な知識を身につける力が強いのです。





3 自己表現の苦手な女性
とりたてて周りの人との軋轢はないのに、なぜか人づき合いに疲れる人がいます。子供の頃から『いい人』できた人に多いのです。その場の雰囲気を壊さないために周りの人たちに気を使い、自分の気持ちや主張をおさえてきた人たちです。

  こうした人は周りからもあまり嫌われることはありませんし、そこそこの人づき合いが出来ています。でも自分の本心を隠して周りに調子を合わせるかかわり方ですから、心の底からの楽しい人間関係がなかなか築けないのです。いつも本心を抑えていると自分でも本当の思いや気持ちがわからなくさえなります。

  生きる悦びは、人と心が通い合ってはじめて出てくるものですから、自分の本心を語らなければ生きる悦びを感じることは出来ません。自分の本心がわからなくなると、自然の美しさや食べ物の味わいもあまり感じなくなります。

  人間関係で疲れるという人は、自己表現が十分にできていないのです。人間関係に波風を立てたくない気遣いから、周りの人の気持に合わせて生きていくのは自己犠牲です。こうした犠牲は「神経症的な犠牲」であり、決してよくありません。

  ほとんどの場合、習慣的、無意識的に行っていますので、自分のコミュニケーションの仕方に問題があることすら気づいていないのです。自分の心の働きをよく見つめ、もっと積極的に自分を表現する必要があります。自分の本心を語るようにすると、変わってきます。人とのかかわりが楽しくなり、積極的な自分を発見します。