生きている奇跡がここにあります。
悲しい出来事から目を背けることはできません。
なぜ、なんの被害も受けていない自分のひねる蛇口からは、こんなにも綺麗な水がでるのだろう…
なぜ、歩いてすぐのコンビニには当たり前のように食べる物がこんなにもたくさんおいてあるのだろう…
まったくもって意味がわからない。
家族が心配で地元に帰ってみると
色のつかない信号機の周りには譲り合いが溢れていて
水を求める人達の長い行列からは文句言葉などいっさい聞こえなくて
お一人様何個までの張り紙にはなんの疑問も不満も持たずに笑顔で従っていて
いざ家族の前に立ってみると、私を見るなりみんな笑って心配の言葉
心配して帰ってきた私だけど、逆に救われてしまっていた
しまいには、こっちには電気も水もなくてなにも楽しいことなんて一つもないから早く埼玉に帰れ。といわれる始末…
結局なにもできないまま行って帰ってきただけの自分。
何の被災もしていない自分より被災者のほうが
よっぽど強かった。
よっぽどたくましかった。
よっぽど優しかった。
被災地のほうがよっぽどあたたかい。
豊かな心が溢れていた。
悲しいニュースは24時間尽きる事なくながれる。
着々と被害を広げながら。
私はただひたすらにで祈るばかりで
涙がとまらない…。




