そのまま家の中に入って
目開けないから手探りで布団まで漕ぎ着けて、お母さんに水持ってきてもらって
吐いて、薬飲んで
迷惑かけてごめんなさい
って言った。
初めて口に出して言った。
本当は内心ずっと思ってた。
大丈夫だから、いいから早く寝なさい
お母さんいなくなったあと、
どうしても自分を罰したくて
自分のこと叩いてたから
異変を察した妹が
大丈夫だよ、大丈夫だよ
そう言いながらずっと背中さすってくれて
妹の前で泣き叫んだ
家族にだけは迷惑かけたくなかった
そう言いながら
ずっと大きな声出して泣いた
妹と同じ部屋じゃなかったら
きっと自分のこと叩き続けてたと思う。
深夜3時。