エゾライチョウ‥ライチョウ科の留鳥です。

 

エゾライチョウ

 

体長 35cm前後。

雌雄とも似た色模様をしていますが

メスの方が、オスよりも

赤みが強くなっていますね。

 

オスは喉の下が黒く

メスは褐色をしています。

 

エゾライチョウ

 

雌ともに目の上が赤く

警戒すると冠羽が逆立ちます。

 

本州の高山に生息するライチョウの様に

冬に白く換毛する事はありません。

 

冬は殆ど目撃出来ず

その生態は謎?ですが

4月には雌雄で行動する姿が

6月初旬には雛を連れたメスが見られる様になります。

 

エゾライチョウ

 

母エゾライチョウの愛に守られ

地面で採餌する雛。

 

エゾライチョウ

 

地上行動が殆どのエゾライチョウですが

危険が迫れば、こんな雛でも

数メートル離れた木へ飛び移る事が出来ます。

 

エゾライチョウ

 

厳しい自然を生き残る術は

こんな小さいうちから

ちゃんと備わっているのですね。

 

エゾライチョウ

 

夏が終わる頃までは

兄弟で採餌している姿が見られます。

 

警戒すると、とりあえず木に飛び移ってから

逃げ道を模索するエゾライチョウ。

その指は、木の枝をしっかりと掴むのに

適した構造になっています。

 

エゾライチョウ

 

偶然、事故死した個体に遭遇したので

その脚を撮らせて頂きました。

 

エゾライチョウ

 

なるほど、脚の裏全体に

滑り止めが施されてますね@@ゞ

 

エゾライチョウ

 

ついでに、瞼の模様もチェックです。

 

エゾライチョウ

 

エゾライチョウは、北海道にのみ生息している野鳥で

北海道RDBで希少種に指定されているにも関わらず

環境省のそれは情報不足となっており

何の規制もされていません。

それどころか、未だに狩猟鳥になっています。

 

この世界、矛盾だらけなのです(笑)