それは、2015年未年の元旦から始まりました。
新年の撮り初め‥と言う事で、
趣味のカメラを持って出掛けた先で、
何気にハシブトガラスさんを撮影しました。
特に深い意味はなく、ただこれといった被写体も無く、
何も撮らずに手ぶらで帰るのが嫌だったから‥と言う理由で。
その瞳には、しっかりと初日の出が写り込んでいました。
そして、この時以来、ハシブトガラスが妙に懐き、纏わり付く様になったのです。
傍へ飛んで来ます。
でも、それは私が一人でいる時だけ。
同伴者や、周りに他に人間が居る時は、ごく普通のカラスに戻るのです。
私が一人で行くと、彼はいつも大声で鳴き、傍へ寄って来ます。
ある日、それが「もしかして、私に何かを語りかけているの!?」
と感じる様になりました。
そう意識して接してみると、ハシブトガラスは私に色々なモノを見せる様になりました。
大声で鳴いていたのは、
私に‘何か’を伝えていたから。
それは人間の接近だったり、
他の動物の存在を知らせるものだったり‥様々です。
そう、気付いたのです。
そう気付いてから、私は彼の声に耳を傾け、
素直に導かれる方向へ進んで見る事にしました。
そうすると、不思議と面白い被写体に出会えちゃったりするのです!
そうか、、、
彼は、八咫烏(ヤタガラス)だったんだ‥!
ヤタさんは、私を‘呼ぶ’為に、私が興味を持つ被写体を見せ、
おびき寄せて?いた様です(笑)
東北と北海道に甚大な被害をもたらした台風10号が過ぎ去った後日、
いつにもまして真剣に、ヤタさんに呼ばれました。
ヤタさんは、「あなたの使命を映してみせましょう。」と言わんばかりに、
私を函館市恵山町にある大観音像の元へ導きました。
あぁ、そうだったんだ、、、
うんうん、分ったよ‥。
観音様と一緒に祈る事が、私の使命なんだね。。。
この大観音像のすぐ傍には、
大権現様が祀られている小さな神社があります。
そこには何の説明も書かれてはいませんが、
私には、大権現様は一帯を守護しているエネルギー体そのもの‥
と感じています。
ヤタさんは、その使者さんだった様ですね。
この黄金の大観音像は、
造られた時期や経緯から余り良い言われ方はされていませんが、
人々の守護を求める‘念’を一身に受け入れ、
自然と衆生を繋ぐ役割を担う存在になっています。
人間は、目に見えない物は実在していても信じられない、
信じない‥と言う思考の持ち主です。
だから、分り易く‘祈りの対象’にと、
大権現様の‘意思’が、当時の建造主に造らせた物なのです。
大観音像は生き物ではないので感情はありませんが、
長年、多くの人々の祈りを受け、
込められた‘思い’があります。
「此処に生きるいかなる者も、末永く豊かに幸せに過ごせます様に」
私達はこれまでも、
そして、これからも大きな愛に守られて生きて行くのです。