【エディソンの話し】 | カリフォルニアの建築家日記

【エディソンの話し】

【エディソンの話し】  ~発明王から学ぶこと

カリフォルニアの建築家日記
Source: Adam


Thomas Alva Edison/トーマス・エディソン(1847-1931)はアメリカが誇る発明家、
科学者、ビジネスマンであったことはみんな聞いたことがあるよねぇ。 


彼は録音機やムービーカメラなど次々と発明した彼の発明の中で
一番一般に知られているのは「電球(白熱灯)」だと思う。


「最高のアイデアが浮かんだ!」っていう時は
電球に光がつくイメージがあるぐらいだものねぇ。


一般では電球の発明者はエディソンという印象があるけれど、
実は彼が公共で発表した数十年以上も前に
他の人物によって発明されていたの知ってる?




1802年、
Humphrey Davy氏はプラチナに電気を通すと
光を発するということを発見したらしい。

でもプラチナはとても高価なものだったので、
更にアイデアを発展させることはなかったという。



1840年、
スコットランドの発明家James Bowman Lindsay氏が
プラチナのフィラメンをガラスのバルブに入れ真空に近い状態にすることで
酸化を防ぐことがき、始めて「電球(白熱電球)」を発明したんだって。

でも、プラチナという材料は高価なため大量生産をすることは考えらず、
すばらしいアイデアも世の中に広まることはなかった。。



驚くのはそれから30年もの間、電球の進歩はなかったということ。



「30年。。」



創造してみてよ。 

自分が生まれてから30年の時間。。


電球というアイデアはあったけど、電球を実用化する努力をしなかった。。



「プラチナは高すぎる。。」



そんな当時の常識が発明の可能性を閉ざしていたなんてねぇ。



「プラチナに変わる材料はないだろうか。。?」



エディソンは違った材料を次々とトライし失敗する。。

電球の発明者James Lindsayからパテントを全て買い取り
多額の投資をすることになる。。


当時の彼を見て周りの人々はどんなことを噂していたのだろうか?



「あんなに大金を投資して失敗するに決まってる。。」


「ロウソクより明るい物ができたら、夜は眩しくて寝られない。。」


「電のような危険なものを人間が造ってしまったら、罰があたるぞぉ。。」などなど。。



ネガティブなコメントも多く聞こえたことだろう。。。



1878年、
「電気は光る」という発見から70年以上経ってようやく
「白熱電球の一般化」に成功する。



彼が考えた材料は何かって?


「竹」


な、なんと竹???


竹を燃やして炭を造る。

つまり、竹炭がプラチナと変わる材料というわけ。。



彼はそれだけでは辞めなかったよ。

電球が必要な肝心の電気を配当するシステム
(世界初の電力会社:GE)までも発明する。



さて。。
結果を聞けばとっても当たり前のことで
「エディソンだったからできた。。」と言えばそれだけかもしれないよねぇ。



でもねぇ、
このようなケースを自分のことのように創造することで、
彼から学ぶこともできるよ。



彼は失敗する度に、これは学びと言い直していた。


「だめだった。。」ではなく、

「なるほど。。」っと言っていたらしい。


つまり彼は失敗を「過去の出来事」と考えるのではなく、
現実として「今の時間」として受け入れていたらしい。


昔、こんなことを聞いた事がある。


「人は成功した結果はおぼえているけれど、
     失敗した結果は殆ど覚えていないようだ。。」




確かにそうだよねぇ。


電球を現実化するためにトライした数。。。 


「1000回。。」



つまり、竹炭をフィラメン(Filament)として発見したのは

「1001回目」ということなんだよねぇ。


一回の成功をするために1000回の試みをする。



「これでもか、これでもか。。」




それでもだめなら。。。。



「なるほどねぇ。。。」





天才と凡人の違いがあるとするならば
持って生まれた能力ではなく養った考え方だと思うなぁ。。


"Genius is one percent inspiration,
   ninety-nine percent perspiration."
                     ~Thomas Alva Edison

 
  天才とは1%のひらめきであり、99%の努力で流れる汗である。


* Perspiration 【名】
1. 汗, Sweatより上品な語。
2. 汗をかくこと、発汗
3. 努力






なるほどねぇ。





See ya,


:D