【Adapt to Change】 | カリフォルニアの建築家日記

【Adapt to Change】

【Adapt to Change】

このトピックは最近深く学びその重要さを実感した最もみんなに伝えたい内容かなぁ。
自分らしいライフスタイルをデザインして実際に楽しめるために必要な考え方。


カリフォルニアの建築家日記
自然界では来世の生存をかけ様々な工夫をしている。競争率の高いPeacock(クジャク)の世界では、厳しい自然界に適応し、オス達が己の姿をも変化させ、メスにアプローチをかけるようになる。 オス同士の強さ、魅力する美、。。自然界でも強いだけではダメみたい。



小さい頃はとっても負けず嫌いだったんだぁ。

でも、負けるのが嫌だったのか?
それとも、勝つ充実感が楽しかったのか?

正直、今でもわからないなぁ。


競争相手が勝った時、
本当に悔しい想いもあるけれど、
相手を賞賛する気持ちも沢山あったなぁ。

だって、負けてしまったのだから。


「世の中、全てが勝ち負けではない。。。」

そんなの当たり前だよねぇ。

でもこの世の中、
どうしても避けて通れないところも、勝ち負けのなのかもねぇ。

男の子に生まれてきたからかなぁ?
小さい頃から、強くなりたいって思ってた。

小学校の時、当時一世風靡していた連載漫画「北斗の拳」を鑑賞してはカッコいいなぁって思ったり、 武道の稽古では絶対負けないような戦い方を身につけたり。。。高校に進入すればスポーツ、ケンカに夢中。

アメリカに渡っても、強くなりたい気持ちは消えなかったなぁ。。

カレッジ時代は東洋人というカラーをなめられないように
ちょっとした空手キックを披露したり。←くだらないよねぇ。笑

英語もろくにしゃべれなかったから、へらへら笑う自分をとっても悔しく思い、
最低でも筋肉を付けてスポーツで対抗してみたり。。

僕にとって「強くなる」ということは見かけだけではなく、
自信を付けるための薬のような物だったのかもなぁ。。



人の行動力に関する大きな理由の一つとして
「確信性」
があるという。


確信性を持つということは「明日起こり得る不安」から
回避してくれるような気がするものねぇ。

「お金が沢山あったら。。。」とか、
「絶対に信じているから。。」という願いからくる行動力は、
大嫌いなことでも長時間持続すことができたり、
不可能なことも負けずに押し通すことができるのも、
この確信性が大きな理由なんだって。


「確信」を深めることは「不安」を和らげることに繋がるものねぇ。


そうやって、「強くなりたい」という理想はスポーツなどの試合で負ける度に、
日常生活でも沢山の課題や物事を失敗する度に大きくなっていったんだぁ。


当時勤務していた会社から独立して企業を造ろうと思ったのも
もっと強くなりたいって思ったからかも知れないなぁ。


「自分のことは自分でコントロールできるようになりたい。。」

「もっと強くなって自分らしく自由に生きたい。。」


そんな想いがあったからこそ、(良くも悪くも。。)
20代後半という若さで独立した結果になったんだと思うんだぁ。

今考えてみれば、とっても無謀で、とっても考えが浅かったと思うけどねぇ。



会社を造るって言っても当然何もなく、
「若さと無謀な行動力」ぐらいしか無かったなぁ。

それ以来、大企業が持つ資源、労働力、情報力など、大企業が持つ「強さ」を
数えきれないほど見せつけられることになる。。

「昔は鉛筆も紙も使い放題だったのに、今ではペンに名前がついているほど。」
「紙の裏まで利用、またはスケッチブックとしてリユース」なんてねぇ。。

思ってもいなかった厳しい現実は
生き残るために、当時では全く新しい会社と進化する。


「大きな会社と同等に闘うためには。。」

大学時代から親友でありビジネスパートナーの1人となるシッドと
作戦会議をする。。(っとはいっても隣にあるカフェでの会話だったけどねぇ。)


「お金がないけど資源が必要。。」

「労働力をカバーするには。。。」

「情報収集は人脈が必要。。」



資源が豊富で労働力がある会社は
やはり作業のスピードも早い。

情報が豊富な会社は
やはり競争に強い。。。


頭をひねっていると、日本に住む両親から電話が。。
普段の会話をすませた後、
「そっか。今日日本は土曜日か。。。」

「今日、日本は土曜日。。。、ここアメリカは金曜日。。。」

「BINGO!」
(これだぁ!)

そんなちょっとしたヒントから、
世界で一番小さいでも国境を越える大きな企業の誕生したきっかけとなったんだぁ。


「ロサンジェルスの反対側はインド。」

「つまり時差は12時間半。」

「太陽と一緒に回ればずっと作業を続けることができる。」

「どんなに大きな企業だって夜がくれば寝ることは避けられない。」


「このシステムなら、ファイルだけ24時間体制で働き続けることになる。。。」

ロスでは日中、集中してバッチリ働く。
夕方になればインドで日が昇りフレッシュなコーヒーを右手に社員が出勤してくる。

徹夜をして目頭にメンソレータムを塗りながら煮詰めたデザインから
頭が冴えたデザイナーが日中お日様の下で煮詰めたデザインの方が、
当然有利なはずだものねぇ。


しかも、当時のインドの労働費はロスと比べて10分の1(1999年当時)。
優秀で英語を話す建築家が10人、20人、30人と雇えるわけだぁ。


ロサンジェルスでコンセプトを考え、
インドでコンセプトを発展させる

アウトソースではなく、一つの会社としてデザインプロセスの一連とはかる。。

当然、箱を開ければそんなに簡単ではなく、当初は逆に時間が掛かってしまったことも沢山あるけれど、小さくて弱々しい会社から“企業”として進化する欠かす事ができないステップだったんだよねぇ。

24・7システムで勢いを付けた僕たちは、
当時ヨーロッパで知り合ったクライアントから
中東でのプロジェクトの誘いを受けるようになる。

「中東での情報収集も必要だなぁ。。」

「文化、宗教、文字だって全くわからないし。。」

そうやって、外国で会社を設立するノウハウを学んだり、
外貨・税金管理、国際レベルでの契約書の作成の仕方など、グローバルに活躍するために必要な基礎を学ぶようになるんだぁ。

不況を避けて通り、
地球を舞台としたビジネス戦略。

大会社だけが、グローバルで活躍し、
小さい、若い会社はローカルで精一杯といった古い考え方
から進化した瞬間だったのかもしれない。


 「街の事務所だって、土俵はグローバル。」

確かにこのケースは特殊かもしれない。
でも、考え方だけを整頓すれば、
誰だって自分らしい進化の仕方が出来るんだよねぇ。


サバイバルに必要な要素さえカバーできれば、
どんな時代でも、どんな社会状況でも、「技あり」ということなんだよ。



【強く生きるためには、それなりの知識も必要】


どんなに大きな筋肉を身につけても、
筋肉の使い方がわからなければ、
ただのお荷物。。


こうやって、建築を通してビジネスを学び、
ビジネスを通して、人生を学んでいると思うんだぁ。


考えているだけではなく、
実際にやってみることで
成功も失敗も大切な経験となり
結果、自信に繋がる。

ビジネスという世界では特に“知識”をいっぱい身に付けることに
努力した時があったんだぁ。。。

会社設立から間もない時は時、
「歴史」とか「実績」というものが負けの原因。。。。

「それなら知識だけでも120%身につけよう。。」

「それなら、歴史、実績が必要としない“新しい確信的な考え方”を紹介しよう。。」


こうやって、「これでもか。これでもか。。」という感じで
自分が置かれた状態、(それとも自分で置いてしまった状態?)を観察して、
チェスゲームをプレイするに楽しんできたんだと思うなぁ。



サバイバルに必要な要素は
自然から学ぶのが一番。

どんなに太い幹を持つ木だって、
どんなに大きな牙を持つ虎だって、
強いだけではダメなんだよねぇ。



「なぜって?」

それは簡単。

「いつも他に更に強いものが現れるから。。」



また、

どんなに知識を頭に詰め込んで
どんなに賢い人になっても
サバイバルの環境は十分とは言えない。。。


「なぜって?」

それもシンプル。。

「いつも、予期せぬことが起きるから。。。」




【サバイバルに必要な需要な要素】

2008年のリーマンショック。

これは予想されていたことかも知れないけれど、
いつ、どうなり、どれくらいのダメージなのかは誰もわからなかったよねぇ。

「今世紀始まって以来の◯◯。。。」

「今世紀最悪の◯◯。。。。」



最近よく耳にするよねぇ。


それだけじゃないよ。

地震、台風、事故、それから予期せぬ病気。。

人生、どんなに強い肉体を得ても
どんなに賢い頭を形成しても、
予期できないことばっかり。。


どうやったらこの厳しい時代を乗り越えられるのか?

これはストレスの話と少々関連しているんだよねぇ。


起きてしまった事一つ一つに反応していては
周りの世界に巻き込まれてしまう。

でも、起きていることを無視し続けては、
周りの変化に遅れてしまい、何れ滅びてしまう。


マーフィーの法則*でもあるように

“うまくいかなくなり得るものは、やっぱり全て上手くいかなくなる。。”

この法則はいろいろな解釈があると思うけど、
自然の法則だとシンプルに受け入れれば、
「上手くいかなくなり得ること」が実際に起きた時、
ストレスとして解釈し失望するのか?
それとも「挑戦状」として受け入れ解決案を探すのか?
に分かれると思うんだぁ。

その判断こそが、サバイバルに一番絶やす事のできない能力。


つまり、適応力だったんだよねぇ。


最近では特に技術の進歩から社会生活まで著しく変化しているよねぇ。


自然環境の変化、
社会体制の変化、
教育という軸を根本から考え直さなければならない変化。

例をあげれば切りがないほど。。


そんな変化に慎重且つ、大胆に適応できるライフスタイルが
今、求められていると思うんだぁ。



どんな変化にも恐れず適応する能力をつけること。



英語で“適応”とは、adapt |əˈdapt| verb [ trans. ]
make (something) suitable for a new use or purpose; modify

新しい使い方や新の目的に 相応すること、調整すること。

最近の研究でも適応能力の重大性やそのポジティブな効果が
確認されているんだって。



適応能力は歳を重ねる度に“強くなる”

適応能力が強い人は思想の整頓やポジティブな行動結果を出す

適応能力が強い人は不況や予測されていなかった環境に置かれても
集中力を欠けることなく、理想的な決断をすることができる。

などなど。。。


さて、適応能力を十分に発揮するためには?


1 
予測していなかった変化を感じたら一度その場から離れ、
物事を客観的に見るようにすること


冷静に物事を考える環境に自分を置く事が最初のステップ。
一度自分を外から見てみることで、見えなかったことが見えてくるかもねぇ。



2 
長期的視野から考えてみること

「もし、今やらなかったら、将来どうなるのだろう?」
「もし、このまま続けたら、5年後、10年後どうなっているのだろう?」
友人、家族、両親にはどんな影響があるのかなぁ?


3 
変化することを常に練習し、準備しておくこと

「◯◯になったらやるから。。」という人は本番で必ず失敗してしまう。
スポーツでも、試験でも、天災予防でも、
必ず練習が必要だよねぇ。

ライフスタイルも全く同じ事。

今一番不安なことが起きてしまったら。。。
そんなことを思い切って創造し、シュミレーションしてみるのはどうかなぁ?

「クレイジー?」

「でも本当に起きたらどうするの?」



4 
変化し終わった時を明白に創造する癖を付ける

変化は必ず“進歩”を呼び起こす。

始めてすることだから、当然誰でも不安だし、勇気のいること。
だからこそ、変化して、進歩した自分を創造してみることが大切なんだよ。

進歩してパワーアップした自分。

とってもカッコいいし、魅力的だと思わない?



5 
人生において一番大切なことを常に理解しておくこと

「なぜ、変化に適応する必要があるのか?」

それは誰もが魅力的で、不可能と言われる確立から生まれてきたから。

生きるってことは辛い事ではないと思う。

生きるってことは喜びを感じることであり、

生きるってことは、生きる喜びを伝えることでもあると思うんだぁ。


庭の木も、歩道に咲いてるタンポポも、
電信柱に泊まっている小鳥さんも、
野良犬も、壁の後ろで隠れている猫ちゃんも
みんな自然の変化に適応しながら生きている。

厳しい世の中だからこそ、考え方を変えてみれば、
一番エキサイティングな時代に生まれてきたって思うんだぁ。


自分らしい生き方をちょっとでもいいから理解しておけば、
どんなことが起きても、優先順位を迷う事無く決断することができる。


こんな考え方のステップが、
どんな環境にも変化できる適応能力を養うことができる
コツなのかもしれないねぇ。



現代生物学で、全てをまとめる説
(Evolution: “Unifying Force”)を説いた
ダーウィンもこんな事を言っているよねぇ。


"It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent, but rather the one most adaptable to change."
Charles Darwin 1809-1882


生き残るために必要な要素とは最強に強い者とうわけでもなく、
最も知的生物であるべきということでもない。。

それは変化するために必要な適応能力であろう。。



好きとか、嫌いとかというレベルではなく、
時代はこれからもどんどん変化してゆく。。



ちょっとした考え方の違いが「生き延びる人生」から
「毎日生き生きした充実感のあるライフスタイル」へと
導くことができるようになるんだよ。

カリフォルニアの建築家日記  

環境に合わせて形状や体制も変化することも適応能力。
だったら、考え方もアクティブに進化させなくっちゃねぇ。


今月は、
Adapt to Change!
変化へ適応せよ!






See Ya,


:D





Reference / sources
http://en.wikipedia.org/wiki/Murphy's_law
http://www.biology-online.org/2/11_natural_selection.htm
http://ezinearticles.com/?Adapting-to-Change:-5-Essential-Life-Skills&id=194914