【変身術】 ハウ・スィップの謎
“We need to change all the time..
because change leads to progress...
and recognizing tomorrow's opportunities”
~Porsche 911
誰だって変化を嫌がるもの。。。
変化する時、必ず問題が起きるからねぇ。
一方では“波を立てずに”じっとしている自分がいるだろう。
一方では自分の可能性を精一杯試してみたい自分もいるだろう。
じっとしていては、何も始まらない。
だから、じっとしている自分を変化させなくてはいけないんだよ。
「そんなこと言ったて、人に言われて変わるわけないよ。。」
確かに。
問題は何を変えるかが大切だよねぇ。
振り返ってみてよ。
自分が誇りに思う事や、学んだこと。
自信があることや、自慢したいこと。。
成功したことや、達成したこと。
嬉しい事って全て“変化した”から導きだされているよねぇ。
難しいことにチャレンジして成し遂げた時とか、
誰もがダメって言っていた事を突き通して成功したこととか、
失敗に失敗を重ねて達成したこととか。。
変化があったからこそ、
その変化を向上するために試行錯誤が始まる。
不安と闘って、
考えて、
努力して、
辿り着いた結果。
良い結果の前は常に辛い過程を経験したよねぇ。
つまり、
変化とは成長であり、成長とは過程なんだよねぇ。
「じゃぁ、なにを変化させるべきなの?」
【D流:変身術】 全てを変えることができる
良~く考えてみれば、僕たちは何でも変える事ができる。
歩き方や、話し方、素振りや着こなし。
考え方や歯の磨き方だって変えられる。
性格や名前だって変える事ができる。
身長は体系だって変える事ができる。←ちょっと大げさだけど。汗
問題は何を変えるのか?
ではなく、
“何を変えたいのか?”なんだよねぇ。
つまり、“質問の仕方”を考えてみるのはどうかなぁ?
【自分の可能性が広がる時】
中学校の頃だったかなぁ。。
バラエティー番組でイモ欽トリオの一人「ワル男くん」が、←古過ぎ?
“バク転”をしていた。
※英語ではBack handspring と言う
「かっこいいなぁ。。」って憧れた自分は、
「どうやったらバク転ができるようになるのかなぁ?」という質問に変わったんだぁ。
当然、何も習い事などしていないし、
周りにバク転ができる人などだれもいなかった。。
バク転したいっていったら、絶対に周りの人から止められただろうなぁ。
「危ないからやめなさい。」
「出来る人に教わりなさい。」
結果、毎日放課後、体育館の倉庫場にあるマットの上で一人ずっと立ちこんでいたのをおぼえてるんだぁ。
頭の中ではバク転するという感覚や経験がないから、不安ばかり。。
「首から落ちたらどうしよう。。」
「死んじゃうかもしれないしなぁ。。」
ずっとマットの上で立ったまま、“ある瞬間”が来るのを待っていたんだぁ。
その頃の僕の頭の中はずっと一つの質問だけ。。
「どうやったらバク転ができるようになるのなぁ?」
5日後、同じマットの上で待っている時、突然「ふっと」肩の荷が落ちるような感覚になったんだぁ。
そうしたら、後ろに向かってジャンプして。。。
結果は。。。
“大失敗。。”汗
バク転どころか、一人で変な小学生が良く分からない体制で後ろ側に“落下”した。。という感じだったかなぁ。。。 笑
※みんなは絶対にマネをしないように。
人体って本当に素晴らしく出来ていて、初めての“後方落下”なのに、
自分の意思とは関係なく、ちゃんと頭と首を守るように落下するんだよねぇ。
外から見た感じではとってもかっこ悪い“落下”だったのに。。
頭の中では‘大変身’したんだよねぇ。。。あの時。
3日間、ず~っと何かを待っていた自分から、
一瞬で既にバク転ができる人に頭の中では変化していたんだよ。
その考えの変化が次にバク転をマスターする練習(過程)へと導いたんだぁ。
でも、そう簡単にはできるようにならなかったよ。
その日の放課後は“後ろに落下する”ことだけを続けたっけなぁ。
筋肉と同じで、やっぱり練習しないと突然できるようにはならないんだよねぇ。
でもね、その日依頼授業中も集中できないほど頭の中では一つの質問ばかり。
「どうやたったら、もっと上手くできるのかなぁ?」
国語の教科書のページ下に落書きをして、
ペラペラめくってバク宙アニメーションを描いたり、←だから勉強が苦手だったのか?汗
お昼の時間はチクワを使って実験してみたり。。←中学生ですからアイデアが弱い。。
最後の授業が終わると、待ちにまった放課後。。
みんなに見つからないように、
でも心の中は100m競争に出ているような勢いで倉庫場へ早歩きしていったけ。。
ちょっとした準備体操をして。。。
深呼吸をして。。。
「それ!」
結果は?
なんと、
バク転(一度手を使って後転する)を通りこしてバク宙達成!
(手をつかないで後転)
※英語ではBackflipという
その日の放課後は大きな声で「やった~!」って叫んだのを覚えているよ。
ものすごく嬉しくって。 帰り道もずっとニコニコしてたっけ。
あの時も一つの成長だよねぇ。
変化を怖がっていては、決して経験できなかった達成感。
普通の子供の可能性が広がった一瞬もあるよねぇ。
高校へ進学すれば、上には上が。
N君は別の中学校で器械体操部を経験していた。。
初めて見た、ロンダートから飛び出す後方伸身宙返り。
「ぎゃ~!、こいつ更にかっこいい!」
そうやって、満足していた自分にまた、変化する機会が訪れる。
そんな時は決まって同じ質問をする。
「どうやったら。。。」
そうやって、伸身から、ひねり、連続後転、、、
次々に目標ができて、変化していく。
「でも、なぜだろう?。。」
なぜ、わざわざ新たな挑戦をするのかなぁ?
せっかく心地がいい場所にいるのにねぇ。。
あれは欲でもなく、安定を目指しているのではなく、
シンプルに“喜び”を経験するためだったと思うよ。
挑戦することで、
自分の可能性を知る事ができる喜び。。
逆に考えれば、挑戦していない人は可能性なんて語れるはずがないんだよねぇ。
どんな複雑なデータや、過去の栄光をたよりに話す“専門家”がいるとしよう。
もし、今自身に挑戦していない人だとしたら、自分の可能性を聞くなんておかしな話じゃない? 増してや子供の将来や、病気のことだって。。
挑戦している方こそが、真の生徒であって真の先生でもあると思うんだぁ。
そんな両サイドを理解する人。
それが“達人”であるともいえるんだよねぇ。
つまり、
“達人に変身”するためには、“自分に正しい質問”をすることが
一番大切で最初の一歩なんだよねぇ。
「なぜ、私はこんなことしなければならないの?。。」とか、
「なぜ、僕はいつになってもダメなのか?」 という質問は
可能性を最初から狭めている質問。
変身術ではこのような質問は“タブー”。
“いつになってもダメなのか?”という質問は
自分の脳に“自己催眠”をかけてしまっているんだよ。。
つまり、
可能性を狭めている質問をする限り、
脳も「何か答えをださなければ。。。」と無理矢理答えを探してしまう。
「どうして、僕はいつもダメなんだろう?」
本当にそうかなぁ? “いつも” ダメなのかなぁ?
そんなことはないよねぇ。
でも、脳はそんな質問に、
「だって、君は生まれたころから利口じゃないから。。」
なんていう理由を造り出してしまうんだよねぇ。
みんなも覚えがないかなぁ?
僕も同じような質問に何度と悩まされたことか。。。
「なぜ、私は痩せられないのかなぁ?」
誰でも痩せられる。
でも脳は「だって仕方ないよ。家系だから。。」
「なぜ、私はいつもついてないのかなぁ?」
いつもついてないなんてあり得ないよねぇ。
でも、脳は「だって仕方ないよ。 方角が違うからとか、運命だから。。」
「なぜ、できないのかなぁ」
できないのは、努力ではなく、やり方がズレているから。
でも脳は「だって仕方ないよ。 みんな出来ないのだから。。」
もうそんな質問からは“See Ya”しよう!
今日からはそんな質問に惑わされないぞぉ!
それでは正しい質問を練習しようよ。
変身術の質問内容は以下の通り。
1 “可能性が広がる”質問をする
2 “なぜ”ではなく“どうやったら”という質問に置き換える
3 “エキサイティング”な質問にする
シンプルに例えると、“HSIP”(ハウ・スィップと発音)と読んでいるんだぁ。
“HOW, Subject, Improvement, Possibility! ”
「どうやったら、今までの自分や事柄を、向上させることができるだろうか?」
これが、誰にも言わなかった“変身するために必要な呪文”
「ハウ・スィップ!」と何度も繰り返して練習するんだぁ。
そうすれば、自然と答えが見えてくる。
昔、昔。人類は手を使って食べていた。
「どうやったらもっと上手く食べられるかなぁ?」
そんなハウ・スィップの質問が良い変化へと導く。
ハシを生み出したり、ナイフ・フォークを使ったり。。
「どうやったらもっと美味しくなるかなぁ?」
世界中全ての料理達人達は毎日のようにこのハウ・スィップを問いかけているだろう。。。
このハウ・スィップの質問そのものも常にハウ・スィップしているんだよ。
つまり、質問自体も向上してくるわけなんだぁ。
「どうやったらカッコいい建築が造れるのかなぁ?」から
「どうやったら、記憶に残る建築が造れるのかなぁ?」とハウ・スィップ変化が起こる。
「どうやったらファーストクラスに乗れるようになるのかなぁ?」から
「どうやったらファーストクラスのライフスタイルが経験できるのかなぁ」に変化する。
成長すればするほど、質問の内容までも向上していくんだよねぇ。
「どうやったら、お金をもっと稼げるかなぁ?」から
「どうやったら、お金を無駄遣いしないで流通できるのかなぁ?」と変化する
「どうやったら、心を満たすことができるのかなぁ?」から
「どうやったら、人の心を満たせるように貢献できるのかなぁ?」
「どうやったら昨日より早くこの場所に来れるのかなぁ?」から
「どうやったら、この場所に住めるのかなぁ?」
「どうやったら、この仕事をもっと効率良く仕上げられるかなぁ?」から
「どうやったら、この仕事の効果を出す事ができるのかなぁ?」
「どうやったら、もっと多くのアクセスを増やす事ができるのかなぁ?」から
「どうやったら、もっと多くの人々の心に響くメッセージを届けられるかなぁ?」
「どうやったら、自由な時間と移動力を手に入れることができるのかなぁ?」から
「どうやったら、もっと自由な時間をみんなで過ごせるようになれるのかなぁ?」
毎日生き生き、生きるためには
常にこんな質問をすることが大切なんだよねぇ。
ポジティブな質問は望ましい変化へと導く。
植物だってきっと、
「どうやったら、もっとお日様の光を浴びることができるのなかぁ?」とか、
「どうやったら、雨が降った時により沢山の水を吸収できるのかなぁ?」
なんて考えているのだろうなぁ。
鳥だって、魚だって、虫けらだって。
常に向上するために変化しているのだろうなぁ。
変化を恐れる必要はないよ。
変化こそが、僕たちのルーツなんだから。
問いかけることが、変化を呼び、
変化が人生という過程を造る。
そうすることで、
自分という可能性を追い続ける達人へと変身できるんだぁ。
みんなのハウ・スィップ、教えてねぇ。
See ya,
:D