【凹みの直し方】 | カリフォルニアの建築家日記

【凹みの直し方】

 へこ
凹む


いつ見ても変な文字だよねぇ。
“そのまま”みたいなぁ。。

でもずっと見ていると、なんだかちょっとかわいいようなぁ。。。



【頑張るから凹む】

アメリカに渡った当初、アメリカンファミリーのお父さんがメカニックをやっていてね、
車が好きだった自分は、授業が終わると即オートショップへ行っては、
ブレーキンの交換の仕方や、エンジンのバラシ方、いろいろなトラブルシューティングの仕方を教えてもらっていたんだぁ。。

そんな中で一番自分の心を引きつけたのが、板金作業だったかなぁ。

傷つけられた場所や“ぶつけちゃった部分”
そんな悩みを何事も無かったように直す仕事だったよ。


飛び出ている場所は叩けばなおるけど、
凹んだ場所ってなかなか直せなかったんだぁ。

凹んだ所をどう上手く引っ張っても、なかなか元の状態には治らない。。

そんな時、ホストファミリーのお父さんはこんな事を教えてくれたんだぁ。


「凹みはね、引っ張ろうとするから治らないんだよ。。。」

「凹んだ周りを注意してみてごらん。 必ず回りより飛び出しているから。。。」




そうなんだよねぇ。 
凹んだ場所だけを見ていると、
どうしても周りの状態より低く見えてしまうけど、

凹んでいる場所に周りは確かに普通の状態より浮き上がっているんだぁ。



正常な状態に戻したいのなら、
    凹んだ場所を見るのではなく、
       他より盛り上がっているところを叩く。


盛り上がっているところを叩いてみると、
    凹んだ場所が自然に浮き上がってくるから。




人生も同じみたいだねぇ。


凹んだ時は必ずその側に自分が理想としていた状態がある。

でも、その状態は実際に存在するとは限らないんだよ。。
だから理想と現実を見極めて、
期待しすぎていた部分を少~しだけ抑えてあげれば、
凹む心を取り戻すことができるんだぁ。


凹んでしまった事はもう過去のこと。
どんなに引っ張っても元のようには戻らない。

だからこそ、違った対処の方法が必要なんだよねぇ。



冷静に考える事ができるようになってから、
再度、理想像をめざし、諦めずに頑張ればいい!





大丈夫。 みんなで応援してるから。




See ya,



:D