実り豊かな結果
Busy does not mean "Productive"
努力・根性という言葉を頭にたたきつけられて育った自分。
忙しいということは良い習慣のように感じた時期があった。
どこに行ってもメールをチェックしたり、常に携帯が鳴り続けていた。
職場ではみんなが自分の判断を求め、
アウトルック(OUTLOOK)は即座にいっぱいとなる。
今考えるとそんな忙しい自分を創ることで
世の中とつながっている錯覚を楽しんでいたのかもしれない。
集団生活に必要な「マネージメント」を学ぶ時期
「時間はお金」(Time is Money)であり時間を効率的に使う重要性や
会計・人材・マネージメントといった数字で見ることができるアートを学んだ。
短期的報酬やプロジェクトの利益、スタッフが費やす時間、それにかかる費用(保険・ベネフィットなど)が仕事の結果を判断し、結果、会社の「成績表」となる。
何度ファイナンス課と口論したものか。。。
"Productive" という本当の意味がわからないと両者のバランスを
整えることができないのだ。
人生には目的があり、僕たちの目的は実り豊かな結果を出すことだと思う。
この「実り豊かな結果」がProductiveであり、
Busy vs 効率 を整える尺度となっている
「残業・徹夜してがんばっている人」=完璧主義型
「午後5時ぴったりに帰る人」=効率重視型
立場によってお互いの見方・視野が変わるもだ。
【完璧主義型】
残業・徹夜をしている人からすれば、
「なんであいつ、もっと頑張らないのかな?
自分はこんなに頑張っているのに。。。」
そんな経験はないかな?
確かに物事を達成するためには時間がかかる。
きちんと仕事をしたいから、完璧に作業を進めたいものだ。
でも、時間をかけることが目的ではなく、
いかに少ない時間で「質の良い結果」を出すことが目的ではないかな?
だれだって残業や徹夜を進んでする人はいない。
でも、徹夜・時間をかけることで無意識に自分に満足していることに
気がつかない方も多い。
人は自分で与えられた時間内で働くといわれている。
緊急事態や、明日締め切りとなると4時間でできてしまう同じ仕事も
来週締め切りとなると来週まで仕事をしてしまう。
一日8時間と頭で決めてしまうと8時間仕事をし
一日12時間と言われると12時間仕事をしてしまうのです。
実際は自分で締め切りを作りその締め切り内で終わらせる「作戦」を作れば
考えられないスピードと集中力で「質」の良い効果を出せるようになる。
自分はこれを「Birth Process」と呼んでいる
赤ちゃんが生まれるとき、両親の心境は緊急事態で
世界は何も変わっていないのに、両親を含む周りの人は緊急事態となり
集中して効率的に行動する。
結果も間違いが起きてしまうといけないので
「質」も保たれている。 人間やればできるというわけだ。
「赤ちゃんが生まれる」という事実は個人の言い訳を聞いてくれない。
どんなに忙しい会議があっても、どんなに例外な状況におかれていても、
結果を出すために「Priority」となる。
情報が足りなくても、自分が不利な状況に置かれていても、
限られた時間内に決断しなければならない場合は
とりあえず決断できる。 っというより決断しなくてはいけないのだ。
この状況を逆に利用してしまえば、
半分の時間で実りある豊かな結果を出せるようになる。
【効率重視型】
午後5時に帰る人から見れば、なんであなたはもっと早く仕事ができないのかな?
効率が悪いんだよ。と思うだろう。
効率だけを考えて、五時に終わらせることが目的になっている方も沢山いる。
タイムカードの成績や「仕事が速い」という勲章は「社員分析」という過程では
大切な要素とだと考えられている、
しかし、結果をみるとじっくり時間をかけたものとでは天と地の差があったりする。
効率の良し悪しは「質」という尺度を使い判断する
プロジェクトにかけた時間だけを気にして作業したり、
ただ時間だけを短縮したのでは、
「雑な仕事」をしているだけとなる場合があるので注意したい。
実りのある結果を出すために効率を考えるのだから、
まずは自分ができる最高の質に集中し時間を無視してみるのも良いだろう。
上司・ボスが持つ視野はどうだろうか?
「あいつはよく残業して頑張っている」
「あの子は毎日きちんと時間内に仕事を終わらせている」
上記、両者とも「忙しく仕事に専念している」ことになる。
上司によっては残業しないやつは頑張っていないとか
早く帰るやつは会社に専念していないなどと考える方も多いようだ。
英語ではDedicationといい、「専念・献身」するということで、
このことは社員に求めることではない。
結果、彼らが自分の意思で専念することだと思う。
会社の目的は「事業結果」を出し「個人を育成する」ことであり、
個人にあった指導を考え自ら実践することが真のリーダーであり
与えられた仕事ではないだろうか?
昔自分がされたから、今はあなたがする場です。。
は避けたいものだ。
社員の立場に応じて違った視野を提供する。
残業が目的ではなく、5時帰りが目的でもない。
誰もが明確に創造できる目標を確認し
実り豊かな結果を時間内に達成できれば、
残りの時間は自由に休み、遊びにいかせてもいいじゃないか。
一日8時間。。 誰が決めたのか?
Busy does not mean "Productive"
いそがしいからって、実り豊かな結果を出していることとは限らない。。
※ お知らせ
いつも沢山のメッセージありがとう。
7月からスケジュールを大幅に変更いたします。記事更新は月・水・金をベースを考えていますが、
「外出中」はランダムとなります。 それでは
Enjoy the rest of the weekend!
See ya,
D.