キミカレ彩人先輩のネタバレです。


どうなるか知りたい!方だけ

お進みください。




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第17話 夕陽と本







『今日は用事があるから

 先に帰ってて』


お昼を食べている時に

突然言われてしまい、

急きょひとりで帰宅中。




エ「どこか寄って

 帰ろうかな」



久しぶりにぶらぶらして、

今度先輩と一緒に行くお店とか

見つけておこうかな。




エ「うん、そうしよう!」


彩『……ああ、

 それやこれを返却して』


エ「?」



ふと先輩の声がして

足を止める。

見上げるとそこには

『図書室』の文字。



エ「図書室?」



先輩の用事って図書室に

来ることだったの?


でもそれだったら誘って

くれればいいのに。

もしかして知られたくないような

本を読んでるとか?



……。



エ「気になる」



少しだけ扉を開いて、

のぞき見る。



エ「……いた」



夕陽に染まる図書室の中。

とても不思議な空間に

なっていた。


窓際で本を読んでいる先輩は

夕陽を受けて、

すっごくキレイで。



エ「……カッコイイ」

彩「…………」


エ「先輩ってやっぱり……」


彩「のぞきは犯罪ですよ」

エ「っ!!」


彩「おやおや、

 そんなに驚いてくれるとは

 黙っていたかいがありますねー」



ふふっと笑ってこちらを

見ている先輩。



彩「それで、のぞいた感想は?

 どうでしたか??」

エ「の、のぞきじゃないです!

 用事があったんです!」


彩「へぇ……君が?

 図書室に?」

エ「な、なんですか……」


彩「それはウソ」

エ「!」


彩「きっと僕の声が聞こえたから

 扉を開けたって感じじゃない

 のかな?違う?」



うっ……その通りだけど。



彩「君が図書室に用事が

 あるとは思えないからね

 来るなら僕目当てか、

 さしずめ授業でどうしても

 教材がいるって時だけだろうし


 後者はいまのところテストでも

 ないかぎりあり得ないから

 ……前者

 僕、目当て……だよね?

 欲深い僕の可愛い恋人さん?」


エ「ち、違っ……」

彩「何?違うとでも言いたいの?

 扉開けてから僕しか

 見つめてなかったくせに


 もし嘘なんてつくつもりなら、
split second

 その口……僕が今すぐ

 ふさいじゃうよ」
split second



エ「…え?」

彩「もちろん、唇なんて

 可愛いものでなんてふさがない

 から……覚悟してね」
split second


エ「……わ、私っ帰ります!」



そう叫んで、勢いよく

図書室の扉を閉める。




…………。



エ「先輩って、いつからあんなに

 意地悪だったっけ!?」



鼻息荒く、図書室に

背を向ける。



エ「今日は甘い物を

 食べて帰る!」



そう宣言して学校から

逃げるように街へと走った。



…………。



一方図書室--



彩「怒らせちゃったかな

 まあでも……このくらいは

 慣れて貰わないと……

 まだまだこれからだよ、

 お姫さま」





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【By彩人

今日は随分怒らせちゃった

みたいだね。

まぁ……あそこからは

見えなかったんだけど、

図書委員君が居たんだよ?

学校ではカンベンしてくれって、

怒られちゃったよ、ははは。】