キミカレ彩人先輩のネタバレです。

この話の後に続くサイドストーリーの

ためにレポします。


知りたい方だけお進みください。





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第7話 イメージがぁ!







エ「いてててて」



足を引きずりつつ

廊下を移動中。


体育授業中、

軽くひねっただけだと

思ったけれど、

徐々に痛み出してしまい……。


保健室行き確定。



エ「保健室なんて

 久しぶりだ……」



……。



エ「失礼します。

 あの……先生いますか?」


???「先生なら今は

 いないよ……ってあれ?

 えりちゃん?」

エ「彩人先輩っ!」



どうして先輩が

カーテンの中から……?



エ「えっ、もしかして先輩、

 具合悪いんですか?」

彩「ああ、違う違う。

 ちょっと寝不足でね

 授業もままならないから

 ベッドを借りていたんだよ」
split second


エ「寝不足?」

彩「うん、ちょっとバイトが

 忙しくてね」



バイトしてたんだ……。

どんなバイトだろう。

寝不足になるなんて。



彩「それで、君はどうしたの?

 足、引きずってるみたい

 だけど……

 もしかしてねんざ?」

エ「軽くひねっただけだと

 思うんですけど、

 ちょっと痛むので」


彩「じゃあ僕が湿布貼って

 あげるよ。

 そこのベッドに座ってて」

エ「いえ、そんなっ!

 私自分で出来ますから」


彩「結構きつく包帯しないと

 いけないからひとりじゃ無理だよ」

エ「でも……」


彩「こういう時くらい

 頼っていいんだよ、彼氏に」
split second


エ「彼氏……」



そう言葉にされると

照れてしまう。



彩「うん。

 ほら、足だして」

エ「はい」




……。



…………。




彩「よしこれで出来た。

 普通に歩いても

 痛くないはずだよ」

エ「……あ、本当だ。

 ありがとうございます、

 先輩!」


彩「いえいえ。

 これくらいは」

エ「本当助かりました!

 あ、先輩も困ってることが

 あったら言って下さい!」


彩「え?」

エ「私、お礼になんでも

 しますから!」


彩「なんでも?」

エ「……。

 あ、そうですね。

 私でできることだったら」



今一瞬、先輩が目を

こらしたような気が……。




彩「そうだな、

 じゃあお言葉に甘えて……」

エ「?」



スっと伸びてきた先輩の手が

がっちりと私の肩をつかむ。


そしてそのままベッドへと

押し倒されてしまった。



エ「……!!」



いきなりのことで、

声を発することも

忘れてしまう。



彩「足、大丈夫だよね?」



そっと先輩が私の上履きを

脱がし、そっと足をベッドへと

のせる。



エ「ダ、ダイジョウブです!」

彩「なんでカタコト?

 ふふ、やっぱり君って

 面白いね」

split second



そう言いながら私に布団を

かけつつ、自分もその中に

入ってしまう。


ど、どういうこと!?



彩「ってことで、添い寝と

 抱き枕役ヨロシク。

 それと1時間経ったら起こしてね」



気づくと先輩に腕枕して

もらっている状態。

しかも足で体をはさまれてるし!



彩「ああそれと……」

エ「……?」


彩「逃げたら、おしおきだよ」
split second


エ「はい!?」



ベッドの中で直立不動の

私の体はさらに緊張し、

固まってしまう。


どうにかやっと、顔を動かして

先輩の顔を見ると……

もう穏やかな寝息をたてていた。



エ「う、動けないよぉ~」




……。



…………。



そして。


初めての腕枕に緊張した

私は首を寝違えてしまった。




彩「本当に君は可愛いね。

 そんなに緊張してたの?」
split second


エ「……」



なにも言えない。


彩「ああ、もう戻らないと。

 じゃあ足も首も、

 お大事にね」



そう言うと先輩はいつもの

微笑みを残して

保健室を

出て行ってしまった。


残された私は呆然と足音が

消えるのを待ち、呟く。



エ「せ、先輩って……。

 こういう性格だったっけ?」






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【By彩人

保健室であんな事しちゃって

……先生が戻ってきたら

言い逃れできなかったね?

でも、君が『なんでも』なんて

言うから悪いんだよ。

--ああ、そうだ、

忘れるところだった。

とっても、気持ち良かったよ?】