キミカレ桜庭くんのネタバレです。

知りたい方だけお進みください。





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第4話 無理矢理な…










エ「でね、それでね、

 彼がまた!」

千「ふふ。

 この間からえりちゃん、

 桜庭くんの話ばかりですね」


エ「え……!?」



そうだっけ?


資料室前。

お兄ちゃんにまた話を

聞いてもらってたら

急にそう言われて……。


うつむき、考え……。



エ「そんなこと……っ!?」



顔をあげる。

顔を上げたと同時に、

窓に彼の顔が見えて

ふりむいた。



千「おや」

エ「……桜庭く……


 !?!?」



窓にうついってた彼の顔は

怒ってたような感じだった。


そう感じた時。


腕をひっぱられて……。


真っ暗に、いや……

目の前が真っ白になった。




split second


唇にやわらかい、

違和感。


最初は当たったって

感じだったけど、

一度離れてまた

触れてきた時は……。



エ「……っ!?」

千「あ、え、えっと。

 ご、ごめんなさいです」



お兄ちゃんはうつむいて、

その場から走っていく。


お兄ちゃんの足音と、

まわりの生徒のひやかしの

声が耳に届き、顔が熱くなる。


恥ずかしい!

なんでこんなことっ。


急すぎて最初は

なにも出来なかったけど、

さすがに二度目は

抵抗してみるも……。


腕を押さえられてしまい、

なすがまま。


でも息ができない。


こんなの……

どうしたらいいか

わからない!


苦しい……

苦しいって!!


離してっ!



秋「ッッ!?

 ……ッター」

エ「な、なんでこんなこと!」


秋「それはこっちの

 セリフなんだけど

 痛いんだけど」



苦しくて仕方なくて、

思いっきり彼の足を

踏んでやった。


彼はしゃがんで、

その足をさすりながら

私を見上げる。


なに……。

なんで私がそんな目で

見られなきゃいけないの?


通りすがりの生徒たちも、

かわいそーと小さな声で

言っている。


だから……

なんで!?



エ「私、悪くないから」

秋「……」



そうつぶやくと、

彼が真顔になって

立ち上がる。


そして近づいて来て--



秋「アンタ、バレバレなんだよ。

 あの先生のこと好きなのが
split second


 俺がこうしなきゃ、

 問題になってたんじゃない?

 感謝してよね」



そう言われてカっとなり、

彼をつきはなして

距離をとる。


そして唇を

手の甲でぬぐう。


そりゃお兄ちゃんのことは

好きだけど……

もうそんな気持ちは……。


……あれ?

いま、桜庭くん、

なんて言った?



エ「……もしかして、

 私を助けたとか言いたいの?」

秋「別に」


エ「私のこと嫌いなんじゃ

 なかったの?

 嫌いなのになんで

 助けてくれるの?

秋「だから別に助けたなんて

 言ってないでしょ」


エ「でも……」



話聞いてると、

そう聞こえるし。


助ける方法にも

問題あるけど。

でも……。



秋「はあ……

 そう。

 アンタの言う通りだよ」

エ「え?」


秋「俺はアンタのこと

 嫌いだよ

 大嫌いだけど、いまは

 彼女でしょ、俺の

 それなら助けもするし、

 キスもするでしょ


 っていうか、ちゃんと

 彼女らしくしてよ

 他の男といちゃついてないでさ

 じゃーね」

エ「……」



不思議な気持ちになった。

嫌いと言われてるのに、

逆の意味に聞こえるっていうか。


なんて言ったらいいのか

わからないけど。

でも。


もう怒る気もなく

彼を責めたりするような、

そんな気持ちはもうなかった。





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【By秋夜

イライラして、仕方なくて。

気づいたらアンタの

目の前にいて……。

言っとくけど、したくてした

わけじゃないよ。】