自律神経失調症（唐仁原治療院の考え）

最近立て続けに、自律神経失調症の新規患者さんが増えてきました。

ひょっとして他にもつらい症状を抱えて不安になっている方もいるのかも知れないと思い、ホームページの「自律神経失調症 」というページを作ってみました。それなりに書けましたから載せちゃいます。

唐仁原治療院の考え方ですので、他院の説明とは違うとおもいます。

ポイントは「呼吸をしやすくする」です。

この記事は読み終わるのに4分くらいかかります。

過度のストレスや食事を含む生活習慣の乱れなどにより、ご相談やお問い合わせも増えています。

その一方、ご自身で気がついていないといいますか自覚されてない方もおられます。ただの肩こり・ただの腰痛・ただの冷え・ただの頭痛なんだと。

自律神経を整えるには今までの生活習慣を改善させる必要があります。（今までの生活の乱れからそうなってしまったのですから）
食事や睡眠や運動などもそうですが、バランスが崩れてしまったからだの歪みも整えておくといいですね。というのも自律神経失調症の方には体のゆがみに共通の特徴があるからです。

そもそもどうして自律神経が乱れてしまったのでしょうか。
多くの患者さんが『仕事のストレス』『人間関係のストレス』とおっしゃっておりますが、それは原因のひとつでしかありません。（かなり重要な要因ではありますけど）

【自律神経】
交感神経：運動しているとき、緊張しているとき、ストレスを感じるときにはたらき、昼間活動しやすくするためにはたらきやすい。（痛覚が過敏になりやすい）
副交感神経：休んでいるとき、リラックスしているとき、眠っているときにはたらき、夜間睡眠を取っている間に疲労・ストレスなどの回復をしてくれるためにはたらきやすい。
はずなんですが・・・

この二つの神経は同時には働きません。交互にはたらいています。
自律神経失調症の方は、いつも気を張って交感神経ばかりはたらかせていますので心身のダメージや疲労の回復・リラックスが目的の副交感神経がはたらきにくくなります。
気がつけば慢性的な疲労から始まり、不眠・頭痛・肩こり・腰痛・めまい・過呼吸・パニック障害・うつ病になってしまう場合もあります。

自律神経が乱れていますと、内臓の筋肉・機能も正常にはたらいてくれなくなります。
のどが渇きやすかったり、胃が痛くなったり、便秘や下痢をしやすくなるのはこのためです。

自律神経失調症を改善するには『ストレス』をひとつずつ解消しなければなりませんが、あまり現実的ではないです。
①　みなさんが「いやだなぁ」と思う『精神的なストレス』
②　「蒸し暑い」「寒すぎる」と感じる『気候によるストレス』
③　添加物や保存料・農薬にまみれたものを食べる『飲食によるストレス』
④　パソコンやスマートフォンに依存している『テクノストレス』
⑤　筋肉のバランスや骨格の歪みからくる『構造的ストレス』

①～④までを解消するのはハッキリ言って無理です。また新たなストレスが発生してしまいます。ですから解消するよりも【耐性】を持ちませんか？

①～④までの解消は無理と書きましたけど気をつけることは可能ですよね、でも⑤の「構造的ストレス」の解消は可能だと思います。
むしろこの「構造的ストレス」である身体の歪みを解消しておかないと、耐性（免疫力・回復力・治癒力・体力）の向上はありませんから。

そのために唐仁原治療院では「構造的ストレス」である身体のゆがみを整えて耐性をつけてもらうために、特別な手技治療で施術します。
『呼吸をしやすい体に戻す』これに尽きます。
それを本当に柔らかい治療刺激で整えることで、身体は回復しやすくなりますので。

「日頃の疲れをマッサージで解消したい」くらいであれば、マッサージを受けることで「気持ちよくなった」「スッキリした」で満足するかも知れませんが、自律神経失調症で悩まれている方にはリラックス目的のマッサージや整体もどきでは、よくなるどころか余計に身体が歪んでしまう場合が多くあります。
そして別のストレスが発生してしまいます。
「受けたときは良くなった気がするけどそのときだけ・・・いつまで施術を受け続けないといけないの？」と思ってしまう不安というストレスです。

「ご注意ください！！」
整体業界では自律神経失調症の患者さんを食い物にしようとしている不届き者の自称整体師がたくさんおります。
通常なら治療間隔が空いていいはずなのに、1週間に2回3回というペースで何ヶ月も通院を促し「通わないとまた悪くなりますよ」と不安を煽るやり方のところです。
そういうところはさっさと見切りをつけて別の治療院さんを探してください。いい先生は別の場所にいますから。

唐仁原治療院にもそういったお店から移ってこられた方もいるのですが、良くなるどころかますます悪くさせられてから来ているので、回復するまでに時間がかかってしまう事もあります。

「それで何回で良くなるの？」が気になりますよね。
ひどい場合は1週間に2回来院してもらいますが、それ以降は1週間に1回のペースを3～5回続けられると身体に変化を感じられる方が多いです。
からだが楽になってきたら今まで出来なかった事ややりたかった事をしてもらいながら、2週間に1回1ヶ月に1回と間隔を空けてもらい自信を取り戻してもらいます。
一緒に協力しながら身体を変えていきませんか？

腰痛（唐仁原治療院の考え）

唐仁原治療院のホームページから「腰痛 」のページをのせておきます。

うまいこと書けましたので読んでみてください。

この記事は3分ほどで読み終わると思います。

日本人の8割が一生のうちに1回は経験する痛みと言われています。唐仁原治療院でも来院率で1番多い症状です。

腰痛をざっくり分けると「緊張性腰痛」と「慢性型腰痛」に分類できるのですが、
緊張性腰痛：ぎっくり腰・腰椎椎間板ヘルニア・脊柱間狭窄症など
慢性型腰痛：坐骨神経痛や動けないほどでは無いけど地味に痛いのが何ヶ月も続いている状態など

腰痛患者さんはたくさんいるのに、医学的には8割が原因不明なんですって！！

『レントゲン写真を撮っても骨には異常なし』
当然のことですけど腰痛の方すべてが骨折やヒビが入っているわけではありません。しかし、何パーセントの方は実際に骨に異常があるわけですし、内蔵や血管の病気から出る腰の痛みもあるわけですからお医者さんに診てもらった方が安心できると思います。

そこから先の話です。
整形外科や接骨院で電機器具などの治療を受けられても痛みが改善されないでいる方たちも多いですよね。
「しばらく通っていれば良くなるだろう」くらいの気持ちで何週間・何ヶ月も通っていれば、痛みは引きますよ。人間には治癒力がありますから、それと痛みに対する慣れもね。

ギックリ腰を何度も繰り返したり、慢性的な腰痛と何年も付き合っている方々には共通するからだの状態があります。
左右対称とは程遠い筋肉のバランスと関節の可動域、骨格の歪みと呼吸がしにくい姿勢などです。
これらは、どれだけ長い期間電機治療を受けられても良くはなれません。

では、マッサージならどうか？
おそらく大体の方は腰の奥のほうに痛みを感じているはずです。「そうそう、そこをぎゅぅ～っと」といった具合に。
腰部の筋肉は何層にも重なっているのですが、人間の指や手でその奥の筋肉にはたどり着けません。
でも、「ぎゅぅ～っと押されると気持ちいい」と思っている方もいますよね？
表面から近い筋肉を犠牲にして、強引に無理矢理押さえつけられているだけです。
筋肉は押されると硬くしまる性質がありますから、腰の奥の凝り固まった筋肉は余計に硬くなり、表面に近い筋肉は柔軟性を失くしますので腰痛が広範囲に広がってしまいました。

それならば皆さんが一般的にイメージされている整体やカイロプラクティックではどうでしょうか？
『ボキボキして・またはボキボキしないで、骨のズレを戻し、筋肉をほぐし、骨盤のゆがみを整えます』
ほとんどの整体院さんや治療院さんのホームページで見かけませんか？
大体どこの院様でもそれほど差の無い施術をしているんですよね。
このような整体・カイロで腰痛がよくなるのか？
これは患者さんの腰痛の原因が限定されていれば良くなると思います。（一定期間はですが）
『骨がズレていたのが原因』
『筋肉が炎症していたのが原因』
『骨盤が歪んでいたのが原因』
のときです。

では、唐仁原治療院の手技ではどうか？
『手技』とは「しゅぎ」とだけで呼ばれている高度な治療系の整体法のことです。
他院様の「当院では○○療法という手技を使います」とか「○○という手技療法で施術します」という「手技」という言葉を使った施術内容とは全く別物とご理解ください。

先ず「腰痛」とはいえ腰だけ診るようなことはしません。現代の腰痛の原因は1つや2つではありませんから。
そして、手技独自の検査でからだのバランスを調べます。
それから、手や足を動かしてからだのバランスを整えていきます。
再度、「手技」独自の検査でからだがどう変化したかを確認します。（この時点でバランスの変化を感じられた患者さんは早く良くなりやすいです）

先ほどの検査でまだゆがみが残っていたら、もう一度手技治療をしてバランスを整えていきます。
これを積み重ねていくことで患者さんの本来あるべき姿に戻していきます。当然歪みは少なくなっていくわけですから、腰にかかる負担も減り動きやすいからだに戻り、今までつらかった姿勢なども気にせずに生活できるようになっていきます。

『腰痛』を解消するために腰痛体操やストレッチをすることは有効ですが、その前に筋肉のバランスを整えてゆがみを取っておいたほうがもっと効果は上がります。

『腰痛』とひとくくりでまとめてしまっていますが、患者さんの年齢・腰痛暦・職業・生活習慣などを無視し「腰痛なら○回で改善します」みたいないい加減なことは唐仁原治療院では言えません。
根本の原因を改善させずにその場しのぎの施術を受けていれば、いつかもっとひどい痛みがくることになりますし、そうなってしまった患者さんをたくさん見て来ましたから。

「それで何回で良くなるの？」が気になりますよね。
ひどい痛みの場合は1週間に2回来院してもらいますが、多くの方は３回～6回の施術で「大分ラクになった」と喜ばれております。そのあとも、2週に１回～月に1回のペースで「カラダのメンテナンス」として通われています。
今の施術で思うように結果の出ていないかたは一度施術を受けて見てください。

刺激は残る

前回の「食事は大事だよ」は

食べるものによっては体にいい影響を与えてくれるものもあれば、悪い影響を及ぼすこともあることをお伝えしましたが、これ治療にも当てはまるんです。

いい刺激なら体を元に戻す（良くする）事は可能ですが、悪い刺激は体を余計に歪ませます。

マッサージやカイロなどで適量を超えた刺激の施術を受けた場合は、確実に体を悪くさせています。

これの厄介なところは『いい刺激も悪い刺激も』からだの中に残ってしまうことです。

USBメモリやSDカードのようにフォーマットも出来ませんし、きれいさっぱり上書きもされません。

虫も食べない農薬まみれの食材に化学調味料と添加物で味付けされた危険な食事。

これだとさすがに不安に感じるでしょうから、有機栽培や無添加などの表示のものを手に取りますよね。

少しくらいお値段が上がっても、体に有害なものを減らして健康でいたいですからね。

なのにこれがマッサージや整体となると、

『少しでも長く、何処よりも安く』で選んでいる人が多いんです。

それを見越した生産者（自称治療家）もこれまた本当に多い。

体に無害ならまだしも、害を与えてまた通院させる。

皆さんが『マっ中』になりませんように。