こんにちは、エミです。
この件については書くつもりがなかったんですが、先日Xで別の「おさわり事件」について書いたら気持ちが整理できて心が軽くなったので、嫌なことは年内に忘れてしまいたいと思って書くことにしました。
(それにしてもなんでこんなにおさわり事件が多いんだ。みんな寂しいのか。)
親しい人に聞いてもらえば良かったのでは?と思う一方、話してみたところで「ふ~ん、そんなことがあったの?」とか「なんだ、その程度のことで~」と聞き流されたらますます悲しい。同じ温度感で「え、それはひどいね!!」と激怒してくれそうな人を探していたら、こんなに時間が経ってしまいました。
さて、ここ一年半くらい毎月参加しているワイン会があります。
主催者が作家を生業としている方で交友範囲が広いため、ユニークな肩書きの参加者が多く、よく来られる方の中に経営者の経験を経て僧侶になった方がいます。
この僧侶の方がちょっと困った人で、ワイン会のたびに女性の参加者にボディタッチしたり手を握ってきたりするので私はちょっと嫌だなと思っていました。
触られているのが自分だけではないと知ったのは、ほかの参加女性Mさんも触られたことを話題にしていたからです。
そのときは「そうか、笑い話にするべきなんだな」と感じました。
ところで、私もワイン会を主催しています。
コロナ禍に価値観の違う層との共存の難しさを感じたこともあり、いまだにほぼ内輪だけで開催しています。
ところがどういうわけかこの僧侶の方が、ワイン会で顔を合わせるたびにジョージアワインを飲んでみたい、私の会に参加したいと言ってくるようになりました。
不定期で開催しているのでいつか決まってないとお伝えすると、手帳を取り出し、予定を合わせようと言ってきて、ちょっと強引だなと感じました。
とはいえ、ワイン会は概ね和やかに開催することができました。(問題が一切なかったというわけではない)
ボディタッチしたりしてくるのも、周りに人がいる時だし、適当に身をかわすなどして、オトナの対応をするべきなんだなとあまり気にしないようにしていました。
そんなある時、この僧侶と帰り道で二人になった際、「ジョージアに行きたい」と言われました。
ジョージアは牧場経営やワイナリー建設などの案件もけっこうあって、投資に興味がある人にとっては割と注目される国という位置付けで、その方面の方から同行してくれませんかという依頼があることはこれまでもちょいちょいありました。
またそういう話なんだろうなと思って適当に聞き流していると、「ジョージアに行ったらお前のこと抱いてやるからな!」と、思いもかけないことを言われました。このとき頭に浮かんだのは、
「は?」
という一文字でした。
なんだろう、私がはっきり嫌だって伝えなかったのがいけなかったのかな、何か誤解させるような態度をとってたかな…と思いました。
「ちょっと私まだ酔ってないんでそういう冗談にはお答えできません」とかなんとか誤魔化して、急いで自分の乗る電車に乗って帰りました。
私が腹を立てたポイントをまとめると2つ。
・ジョージアは私がとても大切にしている国で、そういうことをするために行く場所ではない(ジョージアはラブホじゃねえんだよ理論)
・ワイン会やワイナリー訪問は私がとても大事にしている仕事で、その気持ちを踏みにじられたような気持になった(ワイン会はキャバクラじゃねえんだよ理論)
追記: ていうか、そもそもなんで私を抱けると思ったんだよ?
その後も、その僧侶とは上記のワイン会で顔を合わせることがたびたびありました。
曖昧な態度をとってはいけないなと思い、なるべく目を合わせないようにしたり、帰るタイミングをずらしたりしていることに嫌気が差しました。
料理持ち寄り方式なので大体毎回手料理を持って行くのですが、その僧侶に「美味しい~」とか話しかけられると、
「うるせえな」
と心の中で罵ってしまい、無視している自分に自己嫌悪を感じるようになりました。
以上が、大まかな経緯になります。
そのワイン会に参加しているほかの方はみんな素敵な方ばかりなので、話を聞いてくれようとした人もいたんですが、上記冒頭で書いたように「そんなこと気にしなくていいよ」とか流されたら私の器が小さいみたいでますます傷が深くなるなと思ってしまいディテールまでは話しませんでした。
主催者の方とは仲良くしていきたいものの、ワイン会は我慢してまで行くようなものでもないので、この集まりとはしばらく距離を置こうと思います。
悪い縁を断ち切って、来年は良い年を迎えられますように。
みなさまも良いお年を。