WSETの英語力
WSETの受験に必要な語学力については色々言われているけれど、結局のところ語学って人によってそれぞれなので、「やってみなければわからない」ような気もします。
私自身は仕事で英語を頻繁に使う機会はあるので英語の文章を読むのはそれほど苦にはならなかったものの、WSET level3 の英語版のテキストを読み始めた時は最初の77ページ(つまり国別の話に入る前のところ)までで辞書でひきなおした単語は100個以上にものぼりました。
WSETの学習では、ワイン業界以外の一般の人が普通に生活していて日常的に使わないような単語が頻繁に出てくるのが特徴です。
「diurnal range (日較差)」とか「autolysis (自己分解)」とかあんまり日常で言わなくないですか…?
という話をしようと思って、実は例として挙げようと思ってたのは「volatile (揮発性の)」だったんですが、昨日テイスティング中に『この南アのシュナンはヴォラタイルな風味を感じるよね』だなんていう会話が聞こえてきたので、「普通に使う人、いるのか…!」と思ったりしました。
とはいえ、主要な単語さえ覚えてしまえば読むのは英語の方が素直に読めるかも知れません。
よく言われているように、文学作品ではないので難しい文章や読みにくいレトリックなどはなく、中学英語程度のレベルがあれば読めるものだと思います。