それは雨上がりの午後
外にコートの男が立ってた
すねまで届く長いコート
なびかせて去ってゆく
彼は何処から来たのだろう
風のように流れるように
気がつくともう見当たらない
彼は一体何処へゆく
彼は赤いマフラーを
巻いてコートの下にはネクタイ
こびりついてる赤い汚れ
したたらせながら去ってゆく
それは誰から浴びたんだろう
鬼のように恐ろしいよ
気がつくともう見当たらない
彼は何故泣いてたんだ
赤い目をしたコートの男
誰に何かを伝えるために
今日も強く赤いその目で
街中を彷徨ってる
end.
彼は突然現れた。
特徴は茶色の長いコート。赤いマフラー。
目の色は赤く、コートには赤い染みがこびりついている。
目が合う。
目をそらせない。
・・・・・。
―――――男はいつの間にか、視界から消えた。

