一人暮らしは小学生のことから言われていた。
高校を卒業したら家を出て、一人暮らしをしなさい。
親のありがたみを感じなさいと。
でも、させてもらえなかった。
もちろんお金がなかったからさせられないと思ったのが、母の思いなのだろうが、免許を取らせるお金があるなら、一人暮らしさせてよ。と思ってた。
もちろん、教習所のお金も自分で払う。
月々で返済していった。
教習所の返済が終わったと思ったら、今度は振袖だった。
一生に一度の振袖。
母は私を妊娠していたため、振袖を着れなかったから着て欲しいと昔言われていたから、なんとなくやってもらえるものだと思っていたが、人に求めすぎって良くないよなぁと思った。
振袖も毎月返済していった。
返済を始めた頃に、コロナ給付金で10万円がもらえると政府が言ってくれた。
流石に社会人で毎月生活費としてお金を渡していたものだから、そのお金ももらえると思っていたので言ったら、生活費にあてるから渡せないと言われた。
流石に全部はやだなあと思ったから、振袖の返済にあてて欲しいとお願いした。
私の生活が普通なのかな。
人と比べてはいけないけど、やっぱり何か違うのかな。
何もしてくれないわけじゃない、高校卒業しても実家に居させてくれてって、けど、洗濯は自分でやるし、家でご飯はほとんど食べないし、寝るためだけに家に帰る。
みんなが両親にしてもらったこと、私はないのかとなぜか悲しい気持ちになった。
私にお金は使いたくないのかな。
一生に一度のことなのに。
ここで私は決めたの、娘息子ができたら絶対に基本的な身の回りのことにはお金を出したいと、ここで誓った。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます☺️
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今日の回は、結構心に残ってる記憶です。
いまだに思い出して悲しくなります。