釈迦に説法ですが、クレーム処理のおはなし。
仕事をする上で、相手先との取引上のクレームというものは、無いほうがマシですが
結構、起こりうるものです。
これは、以前いた会社でのエピソードです。
某アメリカの映画会社で東京○○ランドも展開している会社と言えば、ある程度の予想は。。。
ライセンス(一定期間のキャラクター使用の契約をした会社がそのキャラクターを使用出来る等の権利)
を受けて、商品開発をしている時
権利を受けているので、どちらかと言うとこちらが弱い立場。
ある問題が発生
そこで関西出身の商品開発部上司のS出副本部長と、相手先を即訪問した時の会話
相手先「このミス、お宅のせいですよ、どーしてくれますか?プンプン」
こちら「本当にどーも、すいませんペコ」
相手先「本当にどーしてくれますか?更にプンプン」
上司(関西弁で)「本当にどーしましょうか?」
相手先「えっ!?」
上司(更に関西弁で)「で、どーしましょうか?」
相手先「。。。。3分後(笑)→だったら、こうゆうのはどうですか?」
上司「その手が有りましたか!では、それで処理しますありがとうございます。」
。。。。。。。
この会話、何かおかしいと思いませんか?と言うか、本当おかしいんです。
関西弁のイントネーションが非常に絶妙で何とも書面では表現出来ないのが、残念なんですが
この時のクレーム処理の対応は今でも、私のノウハウの一つにインプットされています。
何が言いたいのかというと
クレーム処理の場合はスピーディーに対応するのは至極当然ですが、相手を巻き込むという手法。
先ほどの場合は、相手先との関係性が当然出来ていたので事無きを得ていますが
「最初は何で私が考えなければならないの?」という困り顔でしたが。。。。
結局は、言い方ひとつで相手に笑いを取っていたことが勝因。
この場合、相手が投げてきたブーメランをそのまま相手に戻すという
「ブーメランクレーム返しの法則」と個人的には呼んでいます。
仕事をする上では自分も相手も成功したいというモチベーションは誰もが持っていて
その過程も結果を出す為には、上手く進めようとするのが仕事だと思います。
ましては、問題が発生した時ほど相手の態度や反応を見て、その人の人間性を測れる
絶好の機会でも有ると思います。
それ以前にどうゆう人間関係を構築できるか?
お互いにWin-Winの関係を構築したいのであれば、問題が発生した時程、相手を巻き込む!!
そこで、一緒に応えてくれるのが友好的なパートナーかと
そういう相手とは、仕事でもお互いに長くお付き合いが出来ると思っています。
ちなみに、その時開発した商品はお陰様でヒットしまして、後日何であんな対応を取ったか
その上司に聞いた所
「だって、何も思いつかなかったから聞くしかないじゃん!」との回答
「お前、ノープランかよ」
結局は人間力かな?というか、タラレバか?