絆
ポイポイポイポ ポイポイポピー♪

そうです。おかしくなりました。
完全に夏バテです・・・。
先ほどコンビニのトイレを借りました。
「すいません。トイレお借りします」
こう言ってトイレに向かった時は
我慢できる状態。
しかし・・・
既に先着がトイレの前に。
そう、二番手だ。
「まぁ待てる」と思い雑誌コーナーへ。
そして1分後くらいに、フッとトイレに
目を向けた
・・・
3番手に後退している。
「まぁ待てる」
そして再び1分後、トイレに目を向けた
・・・
2番手になっていた。
最初に入った人が出て二人目が入った。
そしてすぐ、二人目も出て僕を抜かした
3人目がトイレへ。
次なんで、トイレの前へ。
その時にはトイレを借りた時と違い
まあまあ、ヤバい状態になっていた。
・・・
「ん?」
「遅いぞ」
「アカンぞ」
「待てんぞ」
「漏れるぞ」
「漏れちゃうぞ」
「何してんだ?」
「おじさん、ここでやっちゃうぞ」
こんな所にハードルがあったとは
・・・
僕が素直に初めから並んでいたら
こんな強敵を前にすることはなかった。
もぅダメだ・・・。足は見るも無残に
グニャグニャしている。
運動会の予定もないのに
足踏みをしている・・。
しかしだ!!
僕の後ろに、もっと足をグニャグニャさせた
しっかり地に力強く足踏みを繰り返す
小学生が、やってきた。耐え難い表情。
その表情は、ひと学年、上級生に見えた。
アイコンタクトで変わってほしいのが
分かった。いや、しかし・・・
「小学生が、こんな昼間に
何やってんだ?」
「あっ日曜か。いや
夏休みか」
「小学生か知らんけど
オッチャン順番は
変わらんぞ!」
「って言うか変われるほど
足動かんぞ~」
「漏らすなら漏らせ」
そんな大人げない事を思いながら
自分の出番を待った・・・。
そしてトイレから水を流す音
・・・
「やった~!!」
「俺の番だ!」
小学生に目を向けた。
泣きそうになって僕に
1つ、うなずいた。
僕は
・・・
「おっちゃん、あとでいいわ」
「行き!でも早くな!」
僕は順番を変わった。
心の中は・・・
「うお~!!」
「頼む~!!」
そして小学生が、また長い・・・。
「お前・・・
お母さんに何を
飲まされたんや?」
「もぅアカン」
「マジ漏れる」
「漏らしてパンツ
買おかな」
僕の頭の中は、パニックだ。
俺も男だ。
決断した・・・
ダッシュで外でしてやった!
方法が、これしかなかった・・・。
大の大人がコンビニ内で漏らし
「すいません、やっちゃいました」
と言っても誰もフォローしてくれない。
用を終え、幸福感そして安心感に
包まれた。
コンビニから小学生も、すがすがしい
小学生らしい表情で出てきていた。
小学生は僕に軽く会釈。
僕と小学生の間で絆が生まれた。
絆で結ばれた証拠だ。
「勉強しろよ!」
「いっぱい遊べよ!」
「水分は、ほどほどにな!」
「長かったぞ!」
僕は、こんな出逢いも大切に
これからも生きて行きたい。
