二輪車やってみる?
ソープランド用語には「二輪車」とか「三輪車」とかいうものがある。
「二輪車」は姫が二人、「三輪車」は姫が三人つくわけだ。
中には二輪車専門店のようなものもあるし、ソープランドの楽しみ方のひとつだったりする。
ふたりの姫にどう扱われるか、どう扱うかはご自由だけれど、
どちらにしても至れり尽くせりの至福の時になるはず。
あたしの店が、女性客OKだったらば、あたしも一度は二輪車受けてみたいと思ってるくらいだよ。
ソープ入りたての新人ちゃんだった頃の話。
「二輪車はできますか?」
「・・・二輪車?・・・って何ですか?」
てっきり、セックスの体位かなんかのことだと思った無知なあたし。
「女性がふたりで接客することです」
「それは・・・ふたりでひとりのお客様をもてなすと?」
「そうです。時々そんなご要望があるものですから、確認をと」
すげぇ!楽しそ~♪←アホ
「やってみたいです!」
「じゃ、○○さんという、慣れた方がいますから、一緒にやってみてください」
古株のねぇさんとタッグを組むことになった。
接客前に軽い打ち合わせ。
「私がリードするから、サポートしてね」ってな感じだったんで、
さすがねぇさん!心強いわぁ。なんて安心していたら。
全然やる気ねぇの、ねぇさん。ゆるりゆるり風呂入れたり飲み物飲んでおしゃべりに高じて。
客が時計をチラチラ気にしてんのに、お構い無しのマイペース街道まっしぐら。
仕方ないからあたしが服脱がせたり咥えたりはじめても、ねぇさん、全然動かないし全然笑わないし、
それになんだかあたしのこと見る目がだんだん怖くなっていくし。
なんだこの人・・・と思いつつも、さっさかマット準備して超面白がってマットで客と戯れたり、
客とねぇさんがが戯れはじめたら、イロイロエロエロちょっかい出したりしていたんだよ。
だって、それが二輪車じゃん?
んで、まぁ、客のアンケートも悪くはなかったみたいなんだけど、
相方のねぇさんが店にこんなことを言ったらしい。
「あたしあの人と組みたくない」
「何故ですか?」
「でしゃばりなんだもん」
ま、いいけどね。
ある程度、気心知れてる相方とタッグ組まないと、まともな二輪車出来ないよね。
しかも、ねぇさんはその巨大な乳とくびれた腰と女らしいお尻だけで、満足してもらえるかもしれないけど、
やる気以外のいいところ、何も持ち合わせていないあたしは、髪を振り乱して一生懸命サービスしなきゃ、
お客さんは満足してくれないんだよね。
今度二輪車する時は、似たようなタイプの姫でないと組みたくないと思う、乳無しのあたし。
次回は、そんな乳無しの姫に豊胸を進めるお店の話。