今月２２日、午前５時５９分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード７．４の地震が発生し、福島県の中通り・浜通り地方、茨城県と栃木県の一部で震度５弱を観測したのをはじめ、東北地方・関東地方などの広い範囲が大きな揺れに見舞われました。
東京都も大きく揺れ、テレビでは全局が一斉に緊急地震速報を流しました。
今回の緊急地震速報では、各局の報道で、大きく「津波！避難！」「つなみ！ひなん！」「今すぐ避難を！」というテロップが大きく表示されていました。
各局アナウンサーも避難を促すアナウンスを続け、NHKに至っては、「東日本大震災を思い出してください！」「自分がいる場所が決して安全だとは思わないでください！」と連呼し、事態の深刻さを強調するようなアナウンスを続けていました。
津波の可能性がある周辺地域では、学校を休校にするなどの措置を取り、一体となって避難活動に協力する対応を取りました。
結果として、東日本大震災の時のような大津波が襲ってくることはなく、特別大きな被害が出ることもありませんでした。
今回の避難を、空振りに終わったと感じる人もいるようですが、こういった心がけはとても大切な事ですよね。
たしかに、現地で避難に追われる人たちにとっては、地震が起こるたびに避難を促されるのは、大きなストレスとなってしまうでしょう。
しかし、実際に大地震の後に津波が襲う事は大いに予測され、東日本大震災では、地震ではなく、津波による被害で多くの方がお亡くなりになりました。
いくら空振りに終わろうと、後悔先に立たず、命にかかわることに「やって損」はないんですよね。
地震が起こらないことが一番なのですが、自然災害はそうもいきません。
今回のように、皆が先の教訓を生かし、行動できるようになれば、今後起こる可能性のある自然災害も、大きく被害を減らすことが出来るかもしれませんね。
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