最近、YouTubeやVoicyで、「時代の変容によって成長する機会を失った若者たち」の話をよく耳にします。

 

「働き方改革」の名の下にありと、あらゆる職場で労働環境の見直しが行われました。

かつてのような長時間労働が規制され、昭和の体育会系のような厳しい指導も減っている傾向にあります。

そのこと自体は、社会が進化しているということなので、個人的には良いと思います。

ただ一方で、「本当はもっと時間投下して頑張りたい」と言うような意識の高い若者が、成長する機会を得にくくなっているとも言われます。

 

時代は、揺り戻しながら進歩していくものです。

「ホワイト側に振れすぎた」という見方が強くなれば、次はまたブラック側に揺り戻ってくるでしょう。

とは言えかつてのような、社畜的な働き方を是とするような風潮には、さすがにならないと思います。

そこはバランスをとりながら進歩していくでしょうね。

 

揺り戻しを繰り返して進歩していくという現象は、個人レベルでも頻繁に起こります。

私は今でこそ、超絶ストイックと言われる働き方をしていますが、これまでの人生が常にそうだったわけではありません。

学生時代とかめちゃくちゃサボってましたからね。

しばらくダラけた時期があって、「このままではダメだ」と思って頑張る。

そのうち疲れて、またダラける。

みたいなサイクルを繰り返していました。

 

頑張るのかダラけるのかは、個々の資質によるところも大きいですが、環境も極めて重要です。

頑張りやすい環境と頑張りにくい環境は確実に存在します。

私は医学部に入る前、民間企業の営業職でしたが、非常に頑張りにくい環境でした。

主体性を発揮する余地は全くなく、非合理的な仕事を思考停止でやるしかありませんでした。

仕事でミスをした同期が、上司から「今すぐそこから飛び降りて死ね」と言われたという、時代を感じるエピソードもあります。

当時私は仕事が嫌で嫌で仕方がなかったので、営業回りをしながら、一番きれいなビルのトイレにこもって時間をつぶしていたものです。

 

そんな時代を過ごした反動もあってか、私はスタッフに対してはかなり丁寧な院長だと思います。

全員に対して敬語を使いますし、怒鳴ることなどまずありません。

ですが、求める基準は達成して欲しいので、なあなあに甘やかすこともしません。

必要なことを具体的に、丁寧な口調で伝え続けるのみです。

 

私の目指す理想の職場環境は

「勤務時間中は全力を出し切って最速・最良のパフォーマンスを続け、気がついたら終業時間になっている」

というものです。

成長するためには時間投下は絶対に必要ですが、時間あたりの生産性が低ければ無意味です。

ダイヤモンドのごとく圧縮された、高密度の時間でなければならないのです。

もし、今の仕事が最速・最良でないと感じるなら、どうすれば理想に近づけるか考え続けなくてはなりません。

全てのスタッフがその理想を実現しやすい環境を整備するのも、私の重要な仕事です。

 

丁寧に労働環境を整備し、丁寧な言葉と行動を選択し、表情ひとつ崩さずに淡々とハードワークをこなす

 

そんな「丁寧な体育会系」は、いつの時代でも理想像であり、その価値は揺るがないでしょう。

私自身それを目指していますが、ある程度達成できたという日もあれば、できなかった日もあります。

その振れ幅を少しでも小さくしていけるよう、質の良い習慣を淡々と続けていこうと思います。