一方内部デザインについても、「かっこいい家」が優先され
機能や安全性を二の次にする設計者が多いのに驚きを隠せません。
たとえば設計事務所が大好きな・・
トップライトや大きな吹き抜けですが
トップライトは気象条件の過酷な屋上に設置するわけですから
夏季は70°冬季は0°の温度差があり、また雨が降り強風にさらされます。
そのような気象条件にもかかわらず
多くの設計者はサッシメーカーのサッシを選択するだけで
長期修繕を考えた設計をしていません。
また、吹き抜けは確かに開放的な空間で気持ち良いのですが
吹き抜け上部に開閉できない窓を設ける事例が多いです。
日本の猛暑を考えるとエアコンでは室内温度を下げきれず
夏暖かく冬寒い空間・・なんてことにも(-_-;)
良く見受けられる設計がストリップ階段です。
空間に階段が浮いているかのごとくにデザインされますが
子供が階段下の鋭角な部分に頭をぶつけて怪我する事例があります。
勿論、落下防止の手すりなどもデザイン優先ですので
当初はネットを張ったりとしています。
吹き抜けに、ストリップ階段で現し(むき出し)の梁というコンボは
安全や温熱環境、清掃を考えると最悪な組み合わせだと思いますけど・・
「かっこいい家」には、そういったリスクが
隣り合わせだということを理解した上で選択をする必要があるということです。
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