ハマーズの本拠アップトン・パークに乗り込んでのアウェー戦です。

プレミアリーグ2016年最初のゲームです。

スカッドはオフィシャル画像のとおりです。

前節踵を痛めたと思われるヘンドに代わってルーカスを、ララーナに代わってアイブがスタメンです。
2試合連続でゴールは決めてはいるものの、決定機を外しているベンテケはどんなプレーを見せてくれるのでしょうか。
アン・フィールドでの1stマッチを０－３と大敗しているだけにレッズとしては負けられない一戦です。

4分、レッズにファーストシュートです。

アイブがコウチ、ジャンと絡んで、最後は右脚のシュートを放ちますが、これは左にアウトします。

8分、サコ―からのパスをルーカスがダイレクトではたきますが、インターセプトから最後はアントーニオにシュートを打たれますが、これは枠外に外れます。

10分、モレノが相手陣内で倒されますが、ノーファールの判定。

ここで奪われたボールをゴール前までつながれ、最後はバレンシアのクロスをアントーニオにヘディングシュートを決められてしまいます。

13分、クロスをキャロルの頭に合わせられますが、シュートは力無くミニョレの正面をを突きます。

17分、ランシーニの無回転シュートにミニョレは対応できず見逃すだけでしたが、シュートはポスト直撃でレッズは命拾いします。

20分、コウチの右CKをクリアされ所からハマーズのカウンターが発動します。

アントーニオがドリブルで駆け上がり、最後はバレンシアがシュートを放ちますが、モレノが戻り切り辛うじてブロックします。

25分、フィルミーノからベンテケにパスが通りチャンスになりかけますが、戻ったトムキンスにクリアされます。

33分、コウチのミドルがエリア内にいた相手DFの手に当たったように見えましたが、ここはスルーされます。

34分、右CKが流れたところをモレノがクロスを入れ、ベンテケのヘッドから最後はフィルミーノが詰めますが、相手GKアドリアーノがキープします。

37分、ランシーニが脚を痛めたのか座り込みます。
連戦の疲れからか、それまでもハマーズの選手は何度か座り込むなど、試合は止まることがあります。

直後、ランシーニに代わってオビアンゴが入ります。

42分、ロングスローのこぼれ球をクレスウェルにシュートを打たれますが、クラインのブロックで防ぎます。

アディショナル、右のアイブとフィルミーノが絡んで、最後はジャンがミドルを放ちます。
しかし無情にもボールはバーを直撃します。

前半終了間際、レッズの波状攻撃が続きます。

コウチが獲得した左FKをモレノが蹴り込みますが、クロスはDFに弾き返されます。

レッズが押し込む時間が長かったと思いますが、相手守備陣を脅かす場面は少なく、０－１とリードされて前半を折り返します。

クロップも何度か首を振る姿が画面に捉えられましたが、後半はどういった戦術で試合に臨むのでしょうか。

前半と同じ布陣で後半もスタートします。

48分、レッズの後半最初のシュートはアイブの粘りから、ゴール正面からのコウチのミドルでしたが、これは枠外です。

55分、ノーブルのクロスをキャロルの頭に合わされ０－２とリードされます。

この場面、ノーブルのクロスの質も素晴らしかったですが、クラインが相手選手を2人も見なければならない状況となってしまっていたことは問題だと思います。
ジャンとルーカスがスペースを開けすぎてしまていたこと、モレノがドリブルで仕掛けてきた相手に突っ掛けてしまい、サイドに開いていたノーブルへの対応が遅れたこと、外で余っていたアイブが中の枚数が足りないと判断してカバーに行かなかったこと、ミニョレがコーチングできなかったこと、etc.

これにはさすがのクロップもショックを受けたようです。

61分、クロップは2枚替えです。

フィルミーノに代えてララーナ、モレノに代わってブラッド・スミスを投入します。

64分、ウェスト・ハムはバレンシアに代えて故障明けのエース、パイエを試運転がてら投入します。

画像で見ても一人だけ踊っているみたいにキレイなポジショニングです。

73分、アイブのスルーパスにスミスが抜け出しますが、クロスは相手ＤＦに阻まれます。

若い力が躍動します。

75分、雨が降ってきたためかビリッチがニット帽を被ります（笑）。

直後、舐めるなと言わんばかりにコウチがベンテケとのワンツーで中央突破を試みます。
ラストタッチが大きくなってしまい、GKアドリアンに阻まれます。
このプレーでえたスローインからスミスがクロスを中央に上げます。
ややマイナスのボールにベンテケの左脚はジャストミートせず、ボールは力なくバーの上を越えていきます。

77分、左でコウチが獲得したＦＫをララーナが良いボールを放り込みますが、相手ＤＦコリンズにバッグヘッドで上手くクリアされます。

82分、サコ―に代えてアレンが投入されます。

ワトフォード戦と同様、ルーカスが最終ラインに入るようです。

90分、コウチのクロスにアレンが飛び込み頭で合わせますが、シュートは惜しくも枠外に外れます。

アディショナルもレッズは怒涛の攻めを見せますが、ゴールはならず０－２でタイムアップ。

プレミアリーグになって初めてハマーズにダブルを喰らってしまいました。

試合後に審判団に詰め寄るクロップ。
珍しい光景です。

この試合もベンテケは空中戦ではほとんどボールをキープすることができていませんでした。

今までは結果を出していたので、クロップも使わざるを得なかった面があったかと思います。
ただでさえ故障者続出のFW陣ですが、次節リーグ杯の準決勝ストーク戦はどういった布陣で臨むのでしょうか。

この試合でもブラッド・スミスは良いクロスを中央に供給していたと思います。
この試合の2失点目をクロップがモレノの判断ミスが大きかったと判断した場合、次節からはブラッド・スミスが左SBとして出場するのではないでしょうか。

ヘッドではありましたが、惜しいシュートを放つなど、アレンも状態は良さそうです。

まだしばらく過密日程が続く上に、リーグ戦の次節、次次節はアーセナル、ユナイテッド戦と続くだけに、選手もクロップもここが正念場です。
今週のカップ戦2試合で何とか立て直してほしい所です。

YNWA

【15/16プレミア】ウェスト・ハム戦＠アップトン・パーク