今回は、空母打撃群を構成する艦艇のうち、CG(ミサイル巡洋艦)について取り上げます。
横須賀を母港とする「第5空母打撃群」には、
CG54 アンティータム  CG62 チャンセラーズビル  CG67 シャイロー
の3隻のCGがいます。
これらはすべて、『タイコンデロガ級』というイージス巡洋艦です。

 

 


1980年・1990年代にかけて建造された艦船ですね。
初めて見た時は、上部構造物の大きさに驚きました。

それまでのスプルーアンス級駆逐艦とかO・H・ペリー級フリゲート艦を見て来たものとしては、かなりビックリです。
と言っても、何のことだ? というところでしょうが。

 

 

 

 


これだけ大型化したのは、AN/SPY-1多機能レーダーのアンテナが貼り付いているため。八角形のパッシブ・フェーズドアレイ・アンテナが4面に固定化されているので、前後に大きな構造物となっています。

 

 


イージス武器システム(AWS)の核心となるサブシステムがこの多機能レーダーで、一般に『イージス巡洋艦』『イージス艦』と言われます。

さて、入試には出されないであろう問題をここでひとつ。
【問題】
「イージス」とは、ゼウスという神が娘のアテナに与えたという盾の名称から取られたものです。このゼウスやアテナが出てくるのは何神話というでしょうか? 

答えは、次回の記事で。

【前回の問題の答え】
宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡西・東水道、大隅海峡 
この五つの海峡は特定海域として、同海域に係る領海は基線からその外側3海里の線及びこれと接続して引かれる線までの海域とされました。


参考資料