前回のつづき
大問4の小説
村山由佳の『雪のなまえ』
2020年12月に出された作品
いい作品です
問5の記述問題
「直売所のほうを見やる」とあるが、
雪乃がこのようにしたのはなぜか。
意外と部分点どまりが多かったです
「美由紀さんに来て欲しかった」
「美由紀さんにここにいて助けてほしかった」
などの答えでしたね
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なんで「見やる」のか
直前に何かがあったから
「見や」ったんだ
「だいじょうぶです」
と言っているにも関わらず
「見や」っている
何が「だいじょうぶ」なんだ
正治さんに
「急に黙っちまって。
舌でもなくしただかい。
ちっとすわんな」
と言われて、首を横に振り答える
口では「だいじょうぶ」と言うものの
「見や」っているんだから、
この関連性を書かないと点にならんよね
「物言いは乱暴だが
心配してくれているように見えなくもない」
正治さんと学校の話を続けるのが
厳しいんじゃないのかな
まして、「ちっとすわんな」って言われたら
ますます、がっつり言われるんじゃないか
って思うんじゃないのかな
そこを踏まえた内容を入れる必要がある
そして、模範解答の表現は
サピックスさんが大好きな気持ちの表現
「いたたまれない」
これも書けるといいね
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夏前までは記述に手を付けられなかった
または空欄にしていた生徒たちが
夏休み中の授業を経て
書けるようになってきました
まだまだ部分点どまりですが
一歩ずつですね
部分点を積み上げられるように
指導していこうと思います
では
また