ベースプレーヤーのYoSuKeです。黒蜥蜴では陽介です。REVOLDIAではネロです。
時折キーボード奏者で、稀にエレキギター奏者です。
元々オーディオ好きなのもありまして、ケーブルは色々と試して参りました。ハッキリ言って泥沼です。
オーディオに於いても、電源ケーブルにラインケーブルにスピーカーケーブルにコネクターがあぁだとかこうだとか……。
エレキギター、エレキベース、キーボード/シンセサイザーも何かしらのエフェクターやアンプに接続して音を出す構造上、ケーブルが必要になります。ワイヤレス接続という手段もありますが今回は割愛。
ギターやベースの楽器本体から出る信号は微弱でノイズを拾いやすいです。ノイズはあらゆるところにありまして、照明であったり電子機器から発生しているのをケーブルが拾ってしまうんですよね。なので、楽器からアンプの入力までの弱い電気の流れの区間はシールドされたケーブルが使用されます。ケーブルの外側を金属で覆ってノイズの侵入を防ぐ構造になっています。よく耳にする「シールド」はこの構造を持ったShielded Cableを指しております。シールド構造になる事で音質の変化もありますが、その点に関しましては追々。
他にもスターカッド結線によるノイズの削減方法があります。4本の線を用い、対角の2本ずつを結線する方法です。
以前に愛用していました"MOGAMI 2534"は4芯+シールドの作りでしたので、スターカッド結線で作ると対ノイズ性能が素晴らしいものでした。先程少し触れましたが、ノイズ性能と引き換えに高音域が少し落ちてしまいます。MOGAMI 2534自体はかなりフラットでレンジが広い特徴がありますので、「どう使うか」になってくるかと思います。CANAREのL4E6Sも近い感じです。MOGAMI 2534もCANARE L4E6Sも本来はマイクケーブルですので、比較的フラットな音がするケーブルとしてギター本体の音の特徴を確認するのに便利かもしれません。
その目的でMOGAMI 2534を使用していましたからね、音作りはアンプやエフェクターでやっていました。
さて、前置きが長きなりましたが現在使用しているケーブルはSir Toneの製品です。
先の以外にも"MOGAMI 2524""MOGAMI 3368""BELDEN 8412""BELDEN 9395""BELDEN 88760""ex-pro"等々を使用してきました。いずれも悪くありません、しかしKHD電線さんが手掛けているブランドであるSir Toneが個人的により良かったのです。
KHD電線さんは大阪の老舗電線メーカーで、屋内外で使用されている電線を製造しています。電線に関するノウハウを活かして立ち上げたのがオーディオ/楽器向けブランドがSir Toneという事です。
Sir Toneはどのモデルでも低音も高音もしっかり出ますし、ノイズの少なさや耐久性も非常に優れている印象です。
以下に便利なパッチケーブルのセットを紹介しておきます。
ただプラグの幅があるので、スイッチャーの様に狭い間隔に差し込む構造で使えない場合があります。スイッチャーを使用していない場合には非常に良い選択肢になると思いますよ。
PCH-708は(黄)セットと(赤)セットがあります。
黄は高音、赤は低音となっていてギター用、ベース用みたいな感じです。高音モデルの黄色だからといって低音が薄い訳ではないですし、低音モデルの赤色だからといってコモる訳でもないです。どちらの音域をより活かしたいかって感じですね。こちらのケーブル自体は細くて取り回しも良いですよ。
「パッチケーブルだから安物でいいや」と思っている方には分かりやすく変化を感じてもらえるケーブルだと思います。
エフェクター1台だと劣化は然程感じないかもしれませんが、3台くらいになると結構変わります。音が良くなるケーブルではありませんが、音の劣化が少なくなるケーブルの1つです。
電源ケーブルやスピーカーケーブルも同社のものを愛用していますので、その辺りはまたの機会に。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
-LIVE SCHEDULE-
◆2022.6.26(日)吉祥寺CRESCENDO 【黒蜥蜴】(KURO+KAGE)
◆2022.8.13(土)上野音横丁 【REVOLDIA】
◆2022.8.20(土)都内某所 【※お待ちください】
◆2022.11.12(土)都内某所 「ひがまつり」【※お待ちください】