No Dark, No Life

No Dark, No Life

世界各国の暗黒耽美の音楽の探求に、日々勤しんでおります。

Amebaでブログを始めよう!
先日に予告した通り、またしてもブログを移転してしまいました(笑)。

「またかよ!」と言わずに、たいへんお手数ではありますが、これからも宜しくお願い致します。

このアカウントは、落ち着いたら削除する予定としております・・・。

https://ameblo.jp/iso-awamochi

あくまでも私の個人的な感性による、個人的な意見でございます。

 

何気に、ノルウェー出身のEmperorが私のブラック・メタルの初体験となったバンドなのですが(笑)、今になって聴くと、余程のセンスが無い限りはハイ・テンションなデス・ヴォイスと華麗なシンフォニック・サウンドとの組み合わせは不協和音のようだと思うようになってしまい、真に勝手ながら黒歴史と認定致しました。もっとも、ブラック・メタルを知る切欠となったバンドとして、まぁ、それなりの感謝はしております。

ついでに言っておくと、駆け出しのメタラー時代に愛聴した、イタリア出身のDark Lunacyなども、美女(可憐なソプラノ・ヴォイス)と野獣(凶悪なデス・ヴォイス)の男女ツイン・ヴォーカリストによる掛け合いはヘヴィ・メタルにまで萌え萌えとした壮大なる男尊女卑の世界を持ち込まれ、見せつけられているような違和感を覚え、こちらも黒歴史と認定致しました。

巷での「女性ヴォーカリストの出番を増やせ!」だの「女性ヴォーカルに萌え~!」だのといった意見を見かける度に、私の追求するヘヴィ・メタルのスタイルとは違うバンドだったのだと痛感させられます。

 

ここ最近になり、メタル・コアにエレクトロニクスを融合させた、所謂ピコリーモなどというサブ・ジャンルが存在する事を知り、個人的に日本出身のヘヴィ・メタル・バンドに興味を持ち始めた事もあり、礎にて日本出身のクロス・フェイスの直筆サインが書かれた3rdフル・アルバムを購入してしまいました。

日本国内のみならず海外でも人気がある(らしい)事も納得の、お洒落なバンド・サウンドを掻き鳴らすバンドだと思いました。サラリと軽く聴き流す分には。

しかし、いざ冷静になって聴くと、このピコリーモという音楽ジャンルの最大の売りであると思われるピコピコとした要素が蛇足といいますか、糞バンドとまでは思いませんが、ピコリーモはメタル・コアという聴きやすいサブ・ジャンルの中でも特に軟派な位置に値するのかも知れません。

一概に言う事は出来ないとは思いますが、日本出身のバンドは演奏力は中々の高さを誇るのに対し、ヴォーカル、特にクリーン・ヴォイスが導入された途端に聴き手をずっこけさせるタイプが多いような気がするのは、この私だけでしょうか。

申し訳ありませんが、以下の楽曲は、聴いていても何も心に響きましぇん。少なくとも、現時点では。



お久しぶりでごわす!

またしても、ブログを放置しておりました・・・。

近々ブログの再開の計画を立てておりますが、URLを変更したくなったので、性懲りもなく、またしても新たにアカウントを作成してしまうのかも知れません(笑)。その時は本当にお手数ではありますが、宜しくお願い致します。

 

さて、ここ最近は、イギリス出身のVacantを始めとするダブ・ステップばかりを聴いておりましたが、やはり眠気に襲われるようになり、メタラーに回帰致しました。

ゴシック・メタル、ドゥーム・メタル、プログレッシヴ・メタルは昔からの大のお気に入りの音楽ジャンルではあるものの、二年前から、メタル・コアのような、ヘヴィ・メタルの初心者が好むような音楽ジャンルも大好きになりました。

その切欠となったバンドは、やはり、インド出身のRectified Spiritです。やはり、食わず嫌いは損をするようです。

 

 

ただ、YouTubeにてメタル・コアを聴くようになった途端に毎日のようにディル・アン・グレイの動画がおすすめに食い込んでくるようになったのですが、メタラーの間ではそれ程までに人気のあるバンドなのでしょうか?どちらかというと、ヴィジュアル系は苦手としているのですが(笑)。

 

ヘヴィ・メタル以外でも、ポスト・ロックは昔から大好きな音楽ジャンルなので、これからも愛聴していくのだろうと思います。

 

YouTubeといえば、元々、シリアスな曲調、抽象的な歌詞を好む私は、T.M.R-eがリリースした「月虹」を約二十年ぶりに聴きたくなり、YouTubeにて検索したところ、その楽曲はアップ・ロードされていませんでしたが、これまた約二十年前に愛読していた漫画『からくりサーカス』がアニメ化されていたという事実を知りました。

全くもって無関係ですが、私が愛してやまない『ホーリーランド』のアニメ化ならば見てみたい。

Band Name:

RyanDan

イメージ 1

 

Country:

Canada

 

Music Genre:

Crossover, Classical Pop, Ballad

 

Band Members:

Ryan Kowarsky (Male Vocals)

Dan Kowarsky (Male Vocals)

 

Discography:

RyanDan (2006)

イメージ 3

 

Imagine (2014)

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Spotify:

https://open.spotify.com/artist/37Zo7giTfDT9eYpWZdaOi0

 

YouTube:

https://www.youtube.com/results?search_query=RyanDan

 

Band Review:

カナダ、トロント出身、クラシカル・ポップ・ヴォーカル・グループであるRyanDan。

 

カナダ出身のボーイズ・ヴォーカル・グループであるB4-4に在籍した、Ryan KowarskyとDan Kowarskyという双子の男性により結成されたグループです。

このRyanDanというグループは2006年に結成され、2007年に1stフル・アルバムにあたる『RyanDan』、2014年に2ndフル・アルバムにあたる『Imagine』という、現在に至るまでに二枚のフル・アルバムをリリースされています。

 

その音楽性は、Danによる低音域の力強さを感じさせるバリトン・ヴォイス、Ryanによる中音域から高音域にかけての透明感の溢れる歌声、その両者によるあまりにも美しい男性ツイン・ヴォーカルをフロントに迎え、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、ピアノ、二胡、ハープ、パーカッション、アコースティック・ギター、ドラムなどといった生楽器を配した、カヴァー・ソングとオリジナル・ソングとを交えながら、切なくもポジティヴ思考なクラシカル・ポップを一枚のCDアルバムの全編に渡り展開されるヴォーカル・グループです。

 

一応はクラシカル・クロス・オーヴァーになるそうですが、歌声においてもオリジナル・ソングの路線においても、そしてカヴァー・ソングの選曲においても、完全なるカナディアン・ポップスです。

例えば、イギリス出身のクラシカル・ポップ・ヴォーカル・グループであるIll Divoのような、本格的な声楽歌手によるクラシックとポップスとの融合を期待すると、少なからず肩透かしを喰らう事と思われます。

Ryan KowarskyもDan Kowarskyも、その両者ともに声質から歌い回し、裏声の出し方までもが日本出身のシンガー・ソング・ライターである森山直太朗に似ているので、どちらかというとジャパニーズ・ポップス、特にバラードのファンに強くアピールする事が出来るのではないでしょうか。

 

1stフル・アルバムにあたる『RyanDan』は世界各国にて高評価を得たもようですが、2ndフル・アルバムにあたる『Imagine』はAmazonのカスタマー・レビューを閲覧する限りでは、ファンの間では不評のようです。

あくまでも個人的な主観としては、たしかに一つ一つの楽曲の持つインパクトは前者に軍配が上がりますが、淡々とした楽曲が並ぶ後者もまた、地味ながらも決して悪い作品ではありません。

寧ろ、ファースト・インパクトに欠ける分、長く聴き続ける事が出来るのではないでしょうか。

 

一曲単位では3分から4分にかけてのものが多く、楽曲の一つ一つが非常にコンパクトに、そしてキャッチーに纏められています。

大衆音楽がお嫌いというコアな音楽マニアもまた、中には存在する事とは思いますが、聴く場所を問わない、万人に受け入れられる事の出来る素晴らしいヴォーカル・グループです。

1stフル・アルバムにあたる『RyanDan』に収録された12曲目にあたる「Always」などは名曲だと思います。

「Always」はRyan KowarskyとDan Kowarskyが作詞作曲を担当したらしく、行く行くはシンガー・ソング・ライターとしても通用する事となるのではないでしょうか。

 

最後に、自己満足的ではありながら、このRyanDanというグループに、是非ともカヴァー・ソングを提供して欲しいと思う5曲を、新旧を問わずに厳選してしまいました。

 

Alan Reed 「Darkness Has Spoken」

 

Charlene 「I've Never Been To Me」

 

Enya 「Isobella」

 

Marcomé 「River Of Life」

 

Simon & Garfunkel 「Scarborough Fair」

Band Name:

獄無聲

 

Country:

Taiwan

 

Music Genre:

Metalcore, Groove Metal, Heavy Metal

 

Band Members:

Zong (Female Vocals)

Evil Dan (Electric Guitars)

Joey (Electric Guitars)

Miguel (Electric Basses)

Jason (Drums)

 

Past-Members:

Kin Lin (Female Vocals)

Ricky Lee (Electric Guitars)

Hiro (Electric Basses)

 

Discogrphy:

零 (2008)

 

劇 (2012)

 

YouTube:

https://www.youtube.com/channel/UCexJsljKV3x4x8p0eyTrjVg

 

Band Review:

台湾、台北市出身、メタル・コア・バンドである獄無聲。

 

台湾出身のパワー・メタル・バンドであるSeraphimに、男性ギタリストとして在籍するEvil Danという一人の男性を中心に結成されたバンドのようです。

この獄無聲というバンドは、2007年に結成され、2008年に1stミニ・アルバムにあたる『零』、2012年に1stフル・アルバムにあたる『劇』という、現在に至るまでに二枚のCDアルバムをリリースされています。

 

その音楽性は、過去と現在とではヴォーカリストが変更してしまっていますが、基本的にはツイン・エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、ドラムなどといった生楽器を配した、そのアルバム・ジャケットが示す通り和の雰囲気を取り入れながらも、音そのものは王道のメタル・コアを展開するバンドのようです。

The Metal Archivesでは、メタル・コア/グルーヴ・メタルという音楽ジャンルにカテゴライズされていました。

 

YouTubeにて、1stミニ・アルバムにあたる『零』に収録された2曲目にあたる「Jump」を聴き、まずは親日国家であるという台湾出身のバンドという事、そして音楽性そのものは王道のメタル・コアであるものの、低音域のアグレッシヴなデス・ヴォイスと中音域から高音域にかけての軽快なクリーン・ヴォイスという、その二種類の声色を自在に操る、名も無き(?)男性ヴォーカルをフロントに迎えているという点に興味を持ちました。

しかし、続けて聴いた1stフル・アルバムにあたる『劇』に収録された9曲目にあたる「Tsunami」では、その歌声に何となく違和感を覚えたので、改めてそのミュージック・ビデオを確認したところ、ヴォーカリストが男性からKin Linという女性に変更してしまったようです。

また、現在ではKin Linは脱退され、新たにZongという女性ヴォーカリストが加入したもようです。

 

ヘヴィ・メタル・バンドとしての音質の迫力そのものは強烈なブルータリティの効いた『劇』に軍配が上がりますが、あくまでも個人的には、男女差別をするという事ではありませんが、やはりデス・ヴォイスに迫力があるのは、残念ながら男性ヴォーカリストの方だと思います。

女性ヴォーカリストとして在籍したKin Linもまた、低音域から高音域にかけてのアグレッシヴなデス・ヴォイスと中音域の美しいクリーン・ヴォイスとの対比が見事な、あくまでも女声ものの中では中々の実力者にあたるとは思いますが、高音域のイーヴィル・ヴォイスが少なからず聴き苦しいと感じてしまいました。

果たしてライヴにて完璧に再現する事が出来ていたのでしょうか。

何よりも、1stフル・アルバムにあたる『劇』に収録された2曲目にあたる「Reject」に制作された、下着姿の美女が映し出されたミュージック・ビデオは完全なる蛇足だと思ってしまいました。

これだから、私はフィメール・フロンテッド・メタル・バンドを苦手としているのだよ。

 

余談ですが、在籍する女性ヴォーカリストとしては二代目であるZongはたいへんな美女だと思われますす。

音源が発表されていないが故に、その実力はまだまだ未知数ではありますが、YouTubeにてアップ・ロードされたライヴ映像を確認する限りでは、Kin Linよりも好きな声質なのかも知れません。

 

一曲単位では4分から5分、6分にかけてのものが多く、メタル・コアとしては楽曲の一つ一つが比較的長尺に制作されています。

CDアルバムを購入するか否か、たいへん迷っております。

YouTubeにてアップ・ロードされた楽曲が再生された回数は17万回と中々の人気を誇っているのにも関わらず、Last.fmでのファンの人数は200人程度と不人気なのは、CDアルバムを入手する事が少なからず困難である事が理由の一つだと思われますが、ここ日本国内においても、クイック・チャイナという通信販売ショップにてオーダーする事が可能のようです。