<ヘアドネーション>

『届け わたしの髪』。

 8歳の娘が生まれてからずっと伸ばしてきた髪を切った。その長さは35センチ。髪を失った人にヴィッグを作ってもらうための髪を寄付する活動・ヘアドネーションのため。

 妻は、病気になる前の2013年に娘を出産した。そして初めての子どもの髪をヘアドネーションする事を決めた。

そして娘が小学生になり、その髪が腰にかかりかけていた時に、何の縁が自らがヴィッグを使うことになった。

 そんなママを見て、娘は髪を失った人たちにより想いを馳せることができたであろう。
「ママのように髪を失って困っている人たちのために」。小さいながらも娘の想いが誰かの役に立てば…。そう思った。

※夏休みもあと数日。娘は自由研究のテーマに「ヘアドネーション」を選んだ。私が構成したレイアウトに娘が一言一言気持ちを込めていく。これからも探せば、世の中の役に立てることはたくさんあることを知ってもらえたらいいなと思った。